複数年契約
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
西武の源田内野手が5年15億円という複数年契約を結びました。
西武を詳しくウォッチしているわけではないのですが、源田選手は大学・社会人経由で2016年のドラ3入団で
1年目からショートのレギュラーとして活躍、プロ入り6年間西武のショートを守り続け、
通算で14本塁打、222打点、155盗塁、.272、64失策で、守備率は.984、29歳
2017年は新人王、2021年は盗塁王、ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞5度受賞という
素晴らしい成果を挙げています。
バットよりも守備と足の選手です。西武は最近では秋山や森という大黒柱を次々にFAで失っていますので、
FAされる前に囲い込んだというところでしょう。
2022年の源田選手の年俸が1.9億円ですから50%増で5年契約とは太っ腹です。
前述の秋山選手や森捕手は西武の打撃の中心でした。
翻って源田選手は打率は毎年2割7分台、悪くはないですが、それほどでもありません。
走塁と守備は大したものですが、走塁と守備の選手に3億円X5年も払うとは驚きです。
プロ野球の選手との契約は1年が基本です。
監督の契約が普通は3年なのとは違います。
しかし近年複数年契約が増えている気がします。
選手の方も村上選手の様に「いけいけどんどん」になっている成長途上の選手はともかく、
ベテランになればなるほど、「今年は活躍できたが来年はどうだろう」、という不安感はないはずがありません。
ヤクルトでも小川投手は新人以来決してそれを上回る成績は残せていません。
山田哲人選手はトリプルスリーを3回記録した後は故障もあり成績は落ちてきています。
そこでFA権取得からの球団との交渉で7年契約という、終身契約に近い複数年契約を山田選手は勝ち取ったわけです。
逆に球団としても外国人選手に対してもそうですが、この選手に逃げられたときの戦力的なダメージとそうならないための
金銭的ダメージ(年俸アップ)、更に逃げられた場合それをカバーできるか。(外国人選手の獲得、
ドラフト・トレード等)以上を天秤にかけ、ビジネスジャッジメントをするわけです。
3年前のヤクルトは正に山田・小川・石山というチームの主力が揃ってFA権を取り、流出の危機にあった?と
思い込んだヤクルト球団は必死に引き留め工作を行い3選手に複数年契約プラス大幅な年俸アップで
残留させることに成功。
2021年ののヤクルトの優勝にこの3選手がどこまで貢献したかは若干の疑問がありますが、
高津監督のキャラもあり、選手に暖かい球団というイメージはでき、良いプレー環境ができたのは間違いありません。
外国人選手の場合は長期契約をすると途端に間の年は手抜きをするケースがまま見られます。
日本人も複数年契約するとやはりハングリーさが消えてしまう傾向はあります。
個人事業主である選手と営利企業である球団との丁々発止の?やり取りはこれから本格化します。(年俸闘争)
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています
2022年シーズンの韓日プロ野球の最高年俸選手は楽天の田中将大選手です。
それでは年俸2位は誰でしょうか。驚かないでください。韓国プロ野球SSG LANDERSの金廣鉉(キム·グァンヒョン)投手です。
彼の年俸は韓貨81億ウォン(841,462,274円)です。田中選手と大きな差はありません。
田中選手はメジャーリーグでも成功した選手ですね。 7年間で78勝もあげたんですから。しかし、金広鉉はわずか2シーズンだけプレーし、それも2年目では先発から外され、ブルペン要員として活躍しました。MLBキャリアは10勝7敗がすべてでした。
こういう選手が日韓プロ野球全体で2位というのが信じられますか。
韓国プロ野球市場は表面的に日本の3分の1程度です。しかし内容上、実際には1/5~1/6程度しかならないでしょう。
それにもかかわらず、一部の選手の年俸がこれほど高い理由は何でしょうか。
プロ野球団を運営する親企業が世界的な巨大企業だからです。サムスン、LG、KIAのような企業です。 彼らが互いに競争するように年俸をたくさん払っています。
過去には韓国の選手が日本のプロ野球に進出していましたよね。
宣銅烈(ソン·ドンヨル)、李鍾範(イ·ジョンボム)、李承燁, 李大浩(イ·デホ)、呉昇桓(オ·スンファン)といった韓国プロ野球の最高スターが皆日本に進出しました。しかし、最近は一人も行きません。日本に行っても”顕微鏡分析野球”に苦労ばかりすると噂になり、年俸も韓国とあまり差がないからです。だから私は日本選手たちの年俸が少なすぎると思います。
日本プロ野球が今も強いですが、もっと強くなって人気を維持するためには年俸がもっと高くなるべきだと思います。
それとも、韓国プロ野球の年俸が高すぎるのかもしれません。おそらく後者のようです。
MONTE CRISTO様
コメントありがとうございます。
キム選手の年棒には驚きですが、そうですか。
韓国球界の年俸水準が上がっているわけですね。
確かに韓国のチームの親会社は大企業が並んでおり選手に高い年俸を払うことに問題が無いのでしょう。
日本ではソフトバンクや楽天・オリックスがお金持ちスポンサーとしてこのところのFA市場の主役になっています。
片やオリックスからポスティングした吉田外野手がレッドソックスに5年123億円で契約したそうです。
米国のパワーには勝てません。NPBももっともっと儲かる事業として発展させないといつまでたっても
米メジャーには勝てません。
ヤクルトけんちゃん