ドラ1の活躍
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
ここ数年ヤクルトのルーキーが(例えば新人王を取るくらいの)大活躍するシーンは無く、なぜか2年目にブレークするという「ドラ1ルーキー2年目活躍」説がヤクルトではもっぱらとなっております。
そんな中で昨年のドラ1吉村投手は開幕ローテーションを目指し着々と歩み続けており、オープン戦にも早速その雄姿が見られそうです。もし吉村投手が今シーズン通して活躍すれば久々のルーキーが1年目で戦力となった、というジンクス破りをできるのか、です。
さてそれでは過去のヤクルトのドラ1のルーキーイヤーの活躍?を見てみましょう。
最後に活躍したドラ1ルーキーは2012年のドラ1石山泰稚です。大卒・社会人経由ですから24歳での入団でした。石山投手はルーキーイヤーに60登板で58.1回を投げ、3勝3敗、10S、21H、2.78という働きぶりでした。本来なら新人王になってもおかしくない活躍ですが、なにせ同期のドラ2のライアン小川投手がそれ以上の活躍をして(最多勝に最高勝率も取ったわけです)ため、新人王は取れませんでしたが、ドラ1即戦力の働きはしました。
2013年のドラ1は杉浦稔大投手(大卒)でしたが1年目は4先発で23回を投げ2勝2敗、3.52と戦力と成り切れませんでした。杉浦投手はその後日ハムへトレードされ貴重な中継ぎ投手として活躍しています。
2014年は竹下真吾投手(大卒・社会人経由の24歳)ですが、1年目は一軍登板はなく、その後故障が癒えず、3年で戦力外となりました。
2015年ドラ1は原樹理投手(大卒)です。
ルーキーイヤーは13先発で67回を投げ2勝8敗、5.91とローテーション投手としてもの足りない成績です。
昨年やっとローテーションの一角と呼べる成績を上げました。
2016年 寺島成輝(高卒)
甲子園で活躍して前評判の高かった投手ですが、初年度は1先発、3回、で15.00と高卒選手ですから致し方ない成績ですが、その後も故障も多く、とうとう戦力とならず昨オフに戦力外となりました。
2017年のドラ1は村上宗隆選手です。高卒ですからルーキーイヤーはお試し程度の14打席、1本塁打、2打点で.083でした。その後の活躍ぶりは言うまでもありません。
2018年は清水昇投手(大卒)です。
1年目は11登板、3先発で26回を投げ0勝3敗、7.27と残念な結果でしたが、2年目からの中継ぎとしてブレークで、立派にリベンジしました。
2019年は奥川投手がドラ1で、(高卒)やはり高卒ですから1年目はお試しで1先発、2回を投げ、22.50でした。奥川投手も2年目に9勝を挙げ2年目のジンクスにはまりましたが、3年目は故障で、4年目の今年復活を目指しています。
2020年、は木沢尚文投手(大卒)です。この選手も1年目はコントロール難で一軍登板なしでした。
2年目の昨年は中継ぎとして大活躍したのは記憶に新しいところです。
2021年のドラ1は山下輝投手(大卒)です。
ドラフト直後に疲労骨折が判明、ルーキーイヤーの前半を棒に振り、1年目は2先発、12.1回を投げ1勝1敗、1.46で終わりました。2年目の今年「2年目のジンクス」通りに羽ばたけるか注目です。
以上のように2012年の石山投手を最後に、ヤクルトのドラ1は1年目に活躍できていません。そのジンクスを吉村投手がぶち破れるか興味津々です。
数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています