なぜオリンピック？

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

先日やっと札幌市が2回目の冬季札幌オリンピックの招致活動を停止しました。あくまで「停止」ですから「またチャンスがあれば動き出します」ということです。
現在の万博もそうですがなぜ国や地方自治体はこのような大規模なイベントの招致を一生懸命に行うのでしょうか？

前回の2度目の東京オリンピックをめぐる金まみれ・スキャンダルまみれだったオリンピックでしかも天の配剤？かコロナ禍にも見舞われ、国民の皆さんは懲り懲りしたのではないでしょうか。
「日本ではオリンピックのような大きなイベントの開催が決まると、合理的で民主的な合意形成は行わずに、既得権を持つ人や組織が勝手にその利権を分け合うシステムが自動的に働き始めるようです。開催にかかる経費はかくして膨れ上がっていきます。東京オリンピックをめぐる汚職や談合の発覚、公費の不透明な使われ方は、その現実を社会に付きつけました。
現在の大阪万博への世論の反発も構造は同じです。旧態依然としたシステムの排除が求められているわけです。それができないならオリンピックや万博などの招致は目指すべきではありません。」（以上日経新聞1月15日より抜粋）

私はこのブログで再々言っているわけですが、なぜオリンピックが必要なのでしょうか。世界中から様々な競技の選手が一堂に会する必要があるのでしょうか？アスリートたちは現在の世界基準？でオリンピックの金メダルが最高だから単純にオリンピックで金メダルを取ることを第一としているのです。また政府もそのオリンピックでメダルを取れば報奨金を出したりして「オリンピック至上主義」を煽っているわけです。
これも再々言っていることですがこのオリンピックを牛耳っているのがIOC（国際オリンピック委員会）という国連の機関でも何でもない「いちNGO」です。ここが利権の巣、金儲け第一主義なのは前回の東京オリンピック招致の過程でも明らかになりました。このIOCが各競技の国際機関の上に鎮座してあたかも絶対神のごとく振舞っているわけです。
なんかおかしいですね。近代オリンピックが始まった時はそれなりの崇高な志もあったでしょう。しかし今やこの「いち民間機関」のIOCが世界中の？スポーツの総元締めのようになっているわけです。

そもそも世界一を決定するのにオリンピックは必要ないのでは。各競技の世界組織がワールドカップとか世界選手権を行えばそれでよい筈です。百歩譲ってこれだけインターネットなどが発達しているわけですから、何も全競技の選手が一時に一か所に集まらず、例えば柔道は日本で行ったり、バスケットボールはアメリカで行うとか、それを世界中に配信すればよいのではないでしょうか。とかなんとか実現は難しいでしょうが、せめて日本では二度とこんなバカげたオリンピックを招致するなんてことは止めていただきたいものです。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています