強力打線とは?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
先日の記事で来期のヤクルトは強力打線復活なんて書きました。
これはあくまで新加入外国人のオスナ内野手とサンタナ外野手が機能して、プラス
ソフトバンクの内川選手も加入し、DH制が採用されることが大前提の強力打線です。
ヤクルトは2015年に優勝し、この時は2番川端(首位打者)、3番山田(本塁打王)、4番畠山(打点王)と
ヤクルトが打撃3冠を独占するという、バレンティンが怪我でほとんど出場できなかったのにも
関わらず、これぞ強力打線でした。
過去にも黄金時代には古田・広澤・池山プラス外国人選手の打線も強烈でした。
昔阪神には掛布・バース・岡田という30本塁打トリオがいました。これも強烈な破壊力を
持っていました。
と言えばヤクルトも昨年は山田・村上・バレンティンの30本塁打トリオがいたわけです。
にもかかわらずヤクルトは最下位だったわけで、まずは弱体投手陣ですが、トリオの前後を打つ
上位・下位打線もしっかりしていないと、いくらクリーンナップが本塁打を量産しても
勝利には結びつかないということです。
ちなみに今年の若大将村上は515打席で28本塁打、18.4打席に1本しかでないわけです。(4試合に1本)
2013年のバレンティンは60本塁打で日本記録を作りましたが、この年が547打席ですから
それでも9.1打席に1本です。(2試合に1本)
ということで本塁打頼みの打線は効率が悪いことになります。
それではセリーグの各チームのチーム打撃成績を見てみましょう。
巨人 532得点、135本塁打、80盗塁、打率 .255
阪神 494、110、80、.246
中日 429、70、33、.252
DeNA 516、135、31、.266
広島 523、110、64、.262
ヤクルト 468、114、74、.242
なるほど、本塁打数では巨人・DeNAがトップで1.1試合に1本の割合ですが、
最下位の中日は0.58試合に1本です。倍近い違いがあります。ヤクルトは3位です。
盗塁数は巨人・阪神がトップで0.7試合に1盗塁、最下位DeNAは0.3試合に1盗塁です。
ヤクルトはこれもリーグ3位です。
しかし1試合に1本出るか出ないかの本塁打や1試合に1度も出ない盗塁が、
必ずしも勝利の必須条件ではないように思えます。
チーム得点はどうでしょう。トップの巨人は1試合4.4得点です。これは強力です。
最下位の中日は3.6点です。巨人とは1試合平均約1点得点力が下回っています。
それではポイントは打率でしょうか。
トップのDeNAと最下位のヤクルトとは .024の差がついています。
これは1000打数で24本の安打差ということですから、50打数で1本くらいの差です。
1試合に1安打の違いにもなりません。
もちろんこれらの数字の120試合の累積が結果につながっているわけで、
0-1で負けることも10-1で勝つこともあるわけですし、この打撃成績に
投手成績を掛け合わせて勝敗になるわけです。
これは私の感じたところですが、対ヤクルト戦に限ると、阪神以外の4チームは強力打線と
感じられました。阪神には投手力で負けた感があります。
巨人の坂本・岡本・丸は強力でした。2番に松原なんて新鋭が飛び出してきて、外国人選手の
パーラが怪我をすると替わりにウィーラーを獲得、そこそこ働きました。
また捕手の大城が41打点と勝負強さを発揮、捕手の打順が完全に穴になっていたヤクルトとの
大きな違いの一つです。
こうしてみると強力打線とはクリーンナップの威力はもちろん、そこを囲む
上位・下位打線がいかにつなげるか、粘り強い打撃をするかによって全然違ってくるようです。
さてさて来年ヤクルトの強力打線復活はあるのでしょうか。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています
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