搾取の構図?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

大相撲初場所は平幕の大栄翔の初優勝で幕を閉じました。

先場所は仮にも大関貴景勝が優勝し、この初場所に綱取りを賭けるなんて、両横綱不在でしたが、
それなりの成果を収めました。

この初場所では先場所負傷欠場からのカド番となった大関正代と朝乃山がカド番脱出したのはよいのですが、
この場所も両横綱不在の中、3大関が場所を盛り上げなければならないところ、朝乃山は6日目までに3敗を
喫し、早々と優勝戦線から脱落、綱取りの貴景勝は覇気無く、9日目で7敗となり、負傷と言う言い訳で
休場のとほほです。来場所は貴景勝がカド番です。
残った正代のみ13日まで2敗で優勝戦線に残りましたが、その中には忖度の勝利ありと危なっかしい後半の
相撲振りで、結局14日目に照の富士に力負け、ゲームオーバーでした。

一方、「優勝を狙う」と場所前に豪語していた、関脇照の富士ですが、こちらも体を起こされると
力が出ないという弱点を突かれ、6日目までに3敗を喫し、こちらも早々に優勝戦線離脱です。

確かに7日目までに全役力士を破った大栄翔の突っ張りは見事でしたが、優勝がちらついたか、
疲れが出たか、勝ち越した後に2敗でした。
来場所以降も大栄翔がこの勢いをキープできるか、若干不安が残ります。

貴景勝の不振は「太りすぎ」というのがもっぱらです。
確かに身長も低く手足も長くない、押し相撲の貴景勝がその武器を生かそうと、体重増に取り組んだのでしょう。
意に反して、重すぎる体重に足が付いていかないという、副反応が出たようです。
以前も膝を痛めたことがあり、体重増は貴景勝には決してプラスには働かないようです。

今回盛んに言われたことは、コロナ過で出げいこ(他の部屋に赴き、稽古をすること)が禁じられたため、
小部屋の力士は練習量が不足した、という話です。
小結の高安の部屋には他には幕下しかおらず、仕方ないので親方がまわしを締めて稽古相手になったなんて話でした。

相撲協会も次の場所もやろうというのなら、この問題を解決しなくてはなりません。
そもそも旧態依然とした部屋制度が存続する限り、大相撲はよくなりません。

結局、親方と協会が丸儲けするシステムが、いつまでもダメ横綱が親方になりたいばかりにその
地位にしがみつくという、美しくない現象を生んでいます。
最高峰の横綱でさえ、年収は数千万円だそうです。
相撲協会の収入の多くが親方連中に回っているという、中世的搾取の構図が是正されない限り、
相撲業界の透明化は実現されません。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています




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