現役ドラフト迫る

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

今年のNPBの現役ドラフトは12月8日に行われる予定です。
以前に「現役ドラフト崩壊」という題名でブログを書きましたが、この現役ドラフトは決して戦力外通告予備軍の決算処分セールであってはならないということです。
今年も第二の阪神大竹投手や中日細川外野手のような掘り出し物?が続々誕生するようにならないとこの制度を新設した意味がありません。
昨年の現役ドラフトで移籍した12選手中6選手がこのオフに戦力外になってしまいました。
大竹選手・細川選手のように12分の2があたりになったから良いではないか、ではなく12分の6が戦力外になった事実こそ各球団は真剣に受け止めるべきです。

FA移籍の代償で人的補償という制度があります。これは「貴球団の宝物(FA選手)を戴くわけですから、その代わりに当球団からも選手を出してお返しします」という心です。
「しかし当球団から村上宗隆選手クラスを取られてはかないませんので、つきましては28選手をお渡しできない選手としてプロテクトリストとさせていただきます」というのがプロテクトの意味合いです。
その球団によってはプロテクトするのが28選手では足りない、という人材豊富な球団もあるでしょうし、28選手もプロテクト必要ない、というくらい寂しい球団もある?でしょう。
この28選手という数字の根拠は不明ですが、投手・野手半々とすると、投手ではローテーションクラスの7投手と中継ぎのメインの7投手。野手ではレギュラーの8選手プラス控えのメインの6選手というイメージでしょうか。その中には近年のドラ1、という近い将来チームを背負って立つ金の卵も含まれるでしょう。
人材豊富でFAで選手を良く獲得していた巨人は過去に入団1年目の奥村内野手をヤクルトに取られ批判を浴びたり、巨人愛一筋だった長野外野手を広島に取られたり、なかなか28人ではプロテクトしきれないといううれしい悲鳴だったわけです。
私が言いたいのは現役ドラフトにはこのプロテクトの28選手レベルの選手を出しなさい、ということです。私の上記の計算によれば28選手はその球団のレギュラープラス準レギュラーになります。
この準レギュラーもしくはそれに近いレベルの選手を12球団こぞってリスト化すれば現役ドラフトも大いに盛り上がるはずです。

各球団がFAしそうな(もしくはFA権を獲得した)選手を引き留めるために複数年契約を提示し一流選手を抱え込む傾向が顕著でNPBのFA市場は縮小が進んでいるわけです。チームの戦力の弱体化を防ぐために防衛策として複数年契約を持ち出すのは、企業としては正しい姿ではあります。しかしそれによってNPB全体の活性化が損なわれているとしたら、これも問題です。

NPB全体の問題としてこのせっかく始まった現役ドラフト制度を活発化させるためにも12球団の経営者の皆さんと選手会は今一度現役ドラフトの在り方を再考してはいかがでしょうか。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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