監督の引き際
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
今日から阪神との本当の「天下分け目」の戦いです。
今日は奥川対青柳。青木・村上達左打者が青柳を打ち崩せるか、です。
さて、昨年の最下位だったセリーグのヤクルトとパリーグのオリックスが優勝しそうな勢いです。
それとは裏腹にここ数年リーグで圧倒的な強さを見せていたセリーグの巨人とパリーグのソフトバンクは
リーグ優勝の可能性がなくなり、クライマックスシリーズに望みを賭ける状態です。
巨人とソフトバンクは三軍制まで敷いて、多くの育成選手も抱え、プラス豊富な資金力でFA選手の獲得や
高年棒の外国人選手の獲得でも他チームをリードし、その圧倒的な戦力でリーグに君臨してきたわけです。
しかし大相撲の白鵬が引退し、レスリングの吉田沙保里がオリンピックで4連覇はできなかった訳で、
王・長嶋を見ても、個人のアスリートはどんなに強くても、加齢と共に衰えて、いつかは引退ということになるわけです。
アスリートの場合年を取って円熟味が増す、なんてことはあまりありません。
基本アスリートの絶頂は20歳代です。
しかしチームスポーツは個々の選手が加齢によって衰えたり、故障によって出場できなくなっても代わりの
選手で代替えすることができます。そこで前述の巨人やソフトバンクの選手層の厚さが効いてくるわけです。
しかしそのような常勝球団でもチームとしての衰えというのが出てきます。
その昔V9を達成し、それこそ負け知らずだった巨人も王・長嶋の衰えから、徐々に時々しか優勝できないチームになりました。
野村監督の元、全盛時代を築いたヤクルトですが、その主力選手である広沢の流出、池山・古田の衰えから、それに取って代わる
選手が現れず、弱いヤクルトに先祖返りしてしまいました。
巨人の今年の敗因は(まだ日本一になるチャンスがあるのにすみません)
⓵FAの失敗。目玉になりそうだった中日大野、ヤクルト山田が残留したために、FA市場に出たDeNAの梶谷・井納という
Bクラス選手を強引に取ったが、井納はやはりBクラスレベルで二軍暮らし、梶谷はもともと怪我が多く満足にフルシーズン
戦ったことがないという欠陥商品で、近日中にヘルニア手術というとほほです。
⓶外国人打者の残念。楽天を戦力外になったウィーラーは大当たりでしたが、テームズは1試合目でヤクルトオスナの弾んだ打球を
ジャンプして取ろうとして、アキレス腱断裂からの帰国・退団。年棒3億の超大物スモークはコロナ禍で家族を呼べず、
退団。ハイネマンは体調不良で退団と、呪われているのではという惨状です。
⓷菅野の不振。海外FAに失敗し、残留したのに、今年は絶不調です。勤続疲労かもしれません。
⓸ドラフトの失敗。
⓹トレードの失敗。ヤクルトの廣岡と田口を交換しましたが、今のところ収支決算では圧倒的にヤクルトのプラスです。
チーム内の結束を乱す日ハムの中田翔を強引に獲得。全然打てないのに5番に起用し、マイナスにしかなっていません。
ソフトバンクも巨人ほどではありませんが、いろいろとあって今の位置にいるわけです。
そう言った中で、いち早くソフトバンクの工藤監督は退任を宣言しました。潔い姿です。
一方の巨人原監督は続投する模様です。阿部二軍監督をシーズン終盤に一軍作戦コーチに引き上げ、
来期はヘッドコーチに据えて、原大監督が帝王学をみっちり学ばせるなんて話ですが、原監督から教わったら、
かえってろくなことを学ばないような気がします。
ヤクルトファンでアンチジャイアンツとしては原監督が居座った方が歓迎ですし、原監督から学んだ?阿部コーチが
未来の巨人の監督ならこれも歓迎です。
中日は与田監督の辞任からエース立浪新監督となりました。
あとは日ハムの栗山監督と広島の佐々岡監督くらいでしょうか、顔触れが変わりそうなのは。
高津監督も今年大躍進したから良かったですが、今年も最下位争いをしていれば3年契約の2年目とは言え
どうなったかはわかりません。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています