お祭り人間

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

人は様々です。
大事な時に気持ちが萎縮して持っている力をすべて出すことができないタイプ。
大事な時にこそアドレナリンが出まくりで実力以上のことができてしまう人。火事場のバカ力なんてのもこの類です。こういう人を「お祭り人間」とも呼びます。
昔国民的大スターだった巨人の長嶋茂雄選手が1959年の巨人阪神戦は昭和天皇が初めてプロ野球を観覧されたいわゆる「天覧試合」でした。この試合でルーキーの王貞治も2ランホームランを放ちましたが、長嶋茂雄は4‐4の9回に阪神のエース村山からサヨナラホームランを放ったわけです。これが「お祭り男」の真骨頂です。

オリンピックで金メダルを取る選手。特に予想に反して金メダルに届いた選手は正に本番で実力以上の力を発揮し、ライバルを打ち破って頂上に立ったわけです。
今年のパリオリンピックで金メダルを2大会連続で取った男子柔道の阿部一二三選手の場合はその実力から金メダルをとっても、我々はそうだろう、そうだろうと思う程度です。
驚きはありません

逆に馬術の選手やフェンシングの選手は事前にそれほど期待されていたわけではなかったわけで、(失礼)驚きは大きくなります。
山田哲人も世界大会ではよく活躍しました。
彼もお祭り人間です。

本番でダメになるタイプと活躍するタイプの人間のどこが違うのでしょうか。
一概には言えません。しかし一つには精神力の強さです。
こんなたとえは何ですが、戦場に出ても敵を前にして銃の引き金が引けなくなるタイプと、テレビゲームで平気で「敵を殺しまくれるタイプの人もいるわけです。
敵を前にして引き金が引けなくなるのが人間として正しい姿にも思えます。
しかし一人の兵士としては打ちまくれる方が「良い兵士」と評価され勲章をもらったり昇進したりするわけです。

アスリートは違います。長嶋茂雄の天覧試合サヨナラホームランは多分その時多くの観客は「長嶋打ってくれ!」なんて思っていたのでしょうが、ほとんどの方がそれが実現するとは思いもしなかったでしょう。なればこそ伝説になるわけです。

会社でも普段はオフィスの隅で目立たない社員が宴会や会社のイベントになると途端に目立って先頭に立ってしまうような人物がいます。上司から見ればある意味使いやすい人間」と思われているのかもしれません。
しかしそう思われてなんぼ、です。いざというときに上の期待に応えられる人材がお祭り人間です。
それが今回のプレミア12ではDeNAの牧であり、広島の小園・坂倉です。

Yahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

 

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