データ細かすぎ?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
大谷選手がMLBの日本人本塁打記録更新ということで松井秀喜選手の持つMLBでの175本塁打を超えた、ということでマスコミは大騒ぎしています。
また同じころに大谷選手がドジャース監督のロバーツ選手が持つドジャースでの日本生まれの選手の通算本塁打記録7本を抜くのどうのという話もありました。一体ドジャースの日本生まれの選手の通算本塁打記録って何なんでしょうか。何か意味があるのでしょうか。
ヤクルトの小川投手は過去に神宮球場で48勝を挙げており、あと1勝で石井一久投手の49勝に並ぶという報道もありました。ちなみにこの神宮で49勝というのは歴代4位だそうです。私はこの記事を読んでずっこけました。神宮球場でさえこのような記録があるということは甲子園や東京ドームももちろん同様の記録があるのでしょう。
プロ野球投手個人の通算勝利が歴代何位(1位は金田正一の400勝です)なんていうのは意味のある記録だと思います。しかしその記録を細切れにして、どこの球場で1位とか本当に何か意味のある記録なんでしょうか。
コンピューターとそのソフトの進化により様々な事柄の検索が容易になったせいであたかもMRI検査のようにプロ野球の記録を細切れで瞬時に?切り分けられることができるようになりました。
確かに私がプロ野球中継をテレビで見ていて、ストライクゾーンを9に分けた映像でその選手が9つのゾーンのおのおのの打率を表示することにより、「ああこの選手は高めが強いのか」などと納得してしまうなどデータの細分化により興味深いことも多々あるわけです。
相手投手のヤクルトとの対戦成績や球種の割合、対左打者・右打者の対戦成績など興味をそそられるデータもあまたあります。
逆にその一方で上記のドジャースの日本生まれの選手の本塁打数や神宮球場の通算勝利数には本当に興味が一切湧きません。ためにするデータとしか思えません。
ためにするデータといえばギネス記録なんてものがあります。恵方巻の世界一の長さに挑戦とか年末の紅白歌合戦で歌手がけん玉を突く回数の記録とか、やっている当人たちは大真面目なのでしょうが、見ているこちらではあくびものです。
私はオリンピックなどで競技数が増えるのも賛成ではありません。特に水泳やスピードスケートで種目数を増やし、1選手がいくつもメダルを取るのを見ると残念に思います。女子レスリングで伊調馨がオリンピックで4連覇したのは偉業と思いますが、マイケル・フェルプスが北京オリンピックで8個の金メダルを取ったのなんか、オリンピックメダルの価値の希薄化を感じるわけです。伊調馨の記録にしても女子レスリングはいくつにも体重別でクラス分けがされているわけで、そのクラスの一つで伊調選手は世界一だったわけですが、決して女子レスリング全体で世界一、というわけではありません。
余り現在の世の中の流れに竿を刺すようなことばかり言うべきではないかもしれません。
しかしあくまで勝負の世界です。NPBでは日本シリーズに優勝したチームがその年のNo1であり、打撃三冠と最多勝と最優秀防御率までは正に称賛に値する記録と思うわけですが、どうでしょう。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています
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