ノムさんの教え子

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

今期から千葉ロッテマリーンズの監督に吉井理人氏が就任しました。
吉井氏も「ノムさんの教え子」というキャッチフレーズが使われています。

ノムさん(野村克也氏)は1990年ー19998年の9年間ヤクルトの監督を務め、4回のリーグ制覇と3回の日本一に輝き、
選手の詳細な分析データを活用するデータ野球の「ID野球」と他球団で落ち目の選手を生き返らせる
「野村再生工場」で名監督と呼ばれています。
このヤクルト黄金期にセリーグの覇権をノムさんと争った巨人の長嶋茂雄氏の「チョーさん(長嶋氏の愛称)
の教え子」なんて話はとんと聞きません。

さてこの吉井氏ですが近鉄で中堅の投手でしたが、監督と折り合いが悪くヤクルトにトレードに出されました。
交換相手が西村龍次投手ですからエース級です。
そしてノムさん時代のヤクルトで1995年ー97年の3年間で33勝20敗、22完投、5完封、502回を投げて3.12の
防御率でヤクルトの黄金時代を支えました。
しかしこの方はなかなか夢の多い方の様で、FAで日本人選手として初めて米メジャーに行き、2003年の帰国後は
オリックス・ロッテで現役を終えた後、
コーチなどをやって、今回のロッテの監督就任です。日米通算で121勝129敗、62Sを上げているなかなかの投手でした。
ということでノムさんとの接点はヤクルト在籍時の3年だけです。

そういった意味では高津監督の1回目のヤクルト在籍は91年―03年ですから8年間ノムさんの薫陶を受けた?という
ことになります。
昨年・今年とヤクルトはセリーグの覇権争いで阪神とデッドヒートを演じ、高津監督と阪神矢野監督が
「ノムさんの教え子」対決なんて言われていたわけです。ノムさんは99年―01年阪神の監督を務め、
それは矢野監督の現役時代と重なります。
ノムさんはヤクルト監督としての華々しい実績を引っ提げて阪神の監督になったわけですが、何とも3年連続で
阪神はセリーグ最下位のトホホでした。
矢野氏は現役時代捕手だったので余計「ノムさんの教え子」が強く意識されていたのかもしれません。
捕手で言えば楽天時代の嶋捕手(来期からコーチ専任)も「ノムさんの教え子」の一人にカウントされますが、
なんといっても「野村ID野球」の申し子と言えば古田敦也氏です。
古田捕手は1990年―2007年現役で最後の2年間はノムさんばりにプレイングマネージャーとしてヤクルトの監督も
兼任しましたが、監督としては3位・6位と残念な成績に終わりました。
しかし現役時代はノムさん直伝のID野球を駆使して捕手としてヤクルト投手陣をリードし、打者としても大活躍でした。

「ノムさんの教え子」には他にも楽天の石井監督や阪神時代に「教え子」?だった日ハム新庄監督もいるわけです。
その他コーチや元監督まで入れると「ノムさんの教え子」の数は膨大になります。
やはりノムさんは偉大だった、ということです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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