白鵬ピンチ!
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
大相撲の元横綱白鵬がピンチです。
元白鵬の宮城野親方は弟子北青鵬の兄弟弟子に対する暴力行為に端を発し、コンプライアンス委員会が北青鵬には引退勧告、宮城野親方に対しては2階級降格と減俸処分を決めました。
更に宮城野部屋に関しては3月10日スタートの春場所に関しては師匠代行に玉垣親方が、4月以降は伊勢ケ浜一門に宮城野部屋預かりが決定しました。
大相撲の幕内優勝ランキングでは白鵬が45回で1位。
2位は大鵬の32回。
3位は千代の富士の31回。
4位は朝青龍の25回。
5位が北の湖の24回です。
昭和の大横綱の大鵬はさておき、白鵬の優勝回数は際立っています。確かに白鵬はたぐいまれな身体能力と相撲センスを持っていたことは間違いありませんが、にしてもです。いかに他の力士がだらしなかったかということの証左です。
2006年1月場所で大関栃東が優勝して以来、2016年1月場所に大関琴奨菊が優勝するまで、10年間優勝力士は外国人力士が独占していました。その頂点に立っていたのが朝青龍であり白鵬です。
そもそも髷を結ってまわし一つで戦い、強くなるためには体重をどんどん増やしアンコ型が多い大相撲は現代っ子には人気が無くなっています。
子供たちは野球更にもっと格好良い?サッカー、最近ではスケボーやスノボーがもっと格好良くて若くして稼げる、ということが浸透してきたわけです。
そもそも相撲取りの稼ぎは野球などから見ると大きく劣っています。
かくして日本ではアスリートとして才能がある子供たちはどんどん相撲以外の道を選ぶようになったわけです。
人材不足に陥った相撲協会は初めトンガから関取を招きましたが、これは成功しませんでした。
その次に輸入?したのはハワイ人力士です。これは横綱曙・横綱武蔵丸・大関小錦と成功し若貴兄弟との優勝争いで大相撲は大いに盛り上がりましたが、ハワイ人力士は後が続きませんでした。
その次がモンゴル人力士です。モンゴル相撲という基礎があるモンゴル人力士は大相撲で大成功したわけです。
ところが朝青龍が横綱となりだんだんモンゴル人力士の驕った振る舞いにクレームが出るようになったわけです。
そのような中で朝青龍は暴力行為で引退、横綱日馬富士も飲み会での暴力行為で引退、その飲み会に同席していた白鵬も連帯責任で「誓約書」を相撲協会に提出していながらの今回の不祥事でした。
親方になっても着々と地位を固め、将来の相撲協会の理事長の座を狙うとまで噂されていたわけですが、、、
この宮城野親方に対し協会の圧倒的多数を占める日本人親方たちの包囲網が今回の騒動の一因でもあるような気がします。
白鳳時代に日馬富士・鶴竜と3横綱がトップを占め優勝もほぼ独占していて、現在では横綱照ノ富士・大関霧島・大関豊昇龍とトップ3をまたまたモンゴル勢に占められ、本当はモンゴル人力士に勝てる日本人力士を育てられないことを棚に上げて、何とか協会内のモンゴル勢力に対抗しようとしている日本人親方たちの姿勢が見えるような気がします。
過去には2010年に木瀬親方が暴力団関係者との不適切な関係から同じ出羽の海一門の北の湖部屋が部屋を預かることになり、力士全員が部屋を移籍したことがありました。
こう見ると一時代を謳歌した元横綱白鵬の前途は多難と言えます。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています
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