試合時間短縮

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

以前からNPBでは試合時間短縮の試みを試行錯誤してきました。
昨今では3時間を超える試合が普通で延長戦になると4時間を超えることもままあります。
たまに両軍の先発投手がベストピッチをして1‐0の試合になると限りなく試合時間は2時間に近づきますが、近年の投手分業制で試合後半には両チーム細切れで投手リレーを行うと2時間台の試合時間なんて夢のまた夢です。
シーズンが本格化すると試合はナイターとなり開始は午後6時からです。これで4時間や下手をすると5時間を超える試合になるとお客様は帰りの電車の終電に間に合うか心配になり、小さなお子様は「もう寝る時間じゃないの?」なんて思います。
球場で押しの球団を応援していると楽しいのはわかりますが、明日の仕事や学校を考えると9時くらいには終わるのが健康的な気がします。

さてNPBが試合時間短縮策で監督が試合中にマウンドに駆け寄りなにか投手他と話す時間をそれまで1分間に制限されていたのが30秒に短縮されます。しかも以前は監督がファウルラインを越えてからスタートした1分がベンチを出てから30秒になったわけで、監督も大急ぎで駆け寄らないとあっという間に30秒が過ぎて話す間もなくベンチへ帰らざるを得なくなります。
試合中にピンチになるとコーチや監督がマウンドへ行って、これはアドバイスをしたり交代すべきかどうか投手に確認するというだけでなく、ピンチになり浮足立っている投手他の頭を冷やして一服いれさせる役目もあるわけです。
これだけ投手の分業化が進み1試合に両軍4人も5人も投手を交代させそのたびにコーチや監督がのったらのったらとマウンドへ歩み寄ってはそれは試合時間が長くなるわけです。
特に某阪神の監督のように自分が世界を支配しているかのように泰然自若に振舞っていてはかないません。マウンドには走ってもらいたいものです。イニングの交代の特に外野手も高校球児のように走ってポジションに向かっていただきたいものです。

MLBでは時短策としてピッチクロックを導入していますが、今シーズンから更に投球間隔が短縮されます。このピッチクロックによって昨季は2022年に比べ24分も短縮され試合時間は2時間40分になった、ということです。
ところがここでピッチクロックが投手に悪影響をもたらし大谷翔平や他有力投手が相次いで故障していることの一因がピッチクロックだということです。
NPBでは中6日の先発登板が主流なのに比べMLBでは中4日とか5日が主流です。
昭和の大選手だった評論家先生の中には今のNPBの投手は中6日でしか投げないのに100球限定なんてとんでもない、なんて暴論を吐く方もいますが、ましてや今時のNPBの投手がMLBに行くと大変なわけです。大谷投手なんか2度もひじを手術しているわけです。更にピッチクロックが投手生命を縮めるとしたらこれは大変です。
監督がマウンドに上がる時間を短縮するのは良いのですが、ピッチクロック導入で投手の考える時間を奪ってどんどん後先考えずに投げさせる。その結果無理をした投手の肘や肩が故障してしまうというのは、本末転倒な話です。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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