菅野と沢村賞

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
先日NPBのMVPの発表があり、セリーグでは巨人の菅野投手が受賞しました。
澤村栄治賞は戦前の大投手澤村栄治を記念して設けられた賞で先発投手に特化して授与されます。
菅野投手はこのオフポスティングによるMLB移籍を模索中です。
投手がMVPといえば沢村賞はどうなるの?という点が気にかかります。
ましてや菅野投手は過去に2回も沢村賞を受賞している大投手です。
それでは過去2回の受賞と今年の菅野投手の成績を見てみましょう。
この沢村賞には7項目の選考基準が定められています。
これがあるゆえに非常にわかりやすく、選考の透明性が保たれているわけです。
その7項目は
⓵ 25登板以上
⓶ 10完投以上
⓷ 15勝以上
⓸ 勝率6割以上
⓹ 200イニング以上投球
⓺ 150以上の奪三振
⓻ 防御率2.50以下です。
菅野投手は2017年と18年に沢村賞を受賞していますが、
その内容は
2017年は、25登板・6完投・17勝・.775・187.1回・171奪三振、1.59
完投数のみ基準を満たせませんでした。
2018年は28登板・10完投・15勝・.652・202イニング・200奪三振・2.14
2017年は完投数のみ基準に達しませんでしたが、2018年は全項目クリアーでしたから文句なしの受賞です。
今年の菅野投手の成績は、24登板・3完投・15勝・.833・156.2イニング・111三振・1.67でした。
基準をクリアーしたのは勝利数・種率・防御率
近年この沢村賞で問題になっているのが、プロ野球投手の分業化に伴い、投手の完投数、投球イニング数、が激減していることです。
そんなことを言うと全項目クリアーは2011年の田中まあクンにまでさかのぼります。
時代は進みます。ルールもプロ野球の形態も年々変わるわけです。
沢村賞の選考委員も昨年は堀内(元巨人・平松(元DeNA)・山田(元オリックス)斎藤雅(元巨人)というおほとんどが大御所です。
今後も沢村賞を続けるとしたら、お年を召した選考委員によるのではなく、AI
などに判定を任せるような方向に進むのかもしえません。
ちなみにヤクルトの沢村賞受賞者は1956年の金田正一、1978年の松岡弘・1998年の川崎憲治郎の3投手です。
Yahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています
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