ぜいたく税?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
大谷選手の大型契約に関し、初めは「おお!おめでとう」という感じで素直に祝福していたのですが、なにやらきな臭くなってきました。
後付けで、10年総額7億ドルの契約が、実はプレーする10年間は大谷選手は毎年2百万ドルだけ受け取り、残りの6.8億ドルは2034年から43年に後払い、ということです。
これによって大谷選手は現役?の33年までは年2百万ドル(約2.8億円)を受け取り、その後は年68百万ドル(約100億円)の年金?を10年間受け取るということです。
ところがMLBは、球団の総年俸が一定の額を超えると、リーグに一定の金額を納めなくてはいけない(通称ぜいたく税)。 来季は2億3700万ドル(約344億円)が最低課税ラインとなる。 本来の大谷の年俸(7000万ドル)だと、これだけで29・5%を占める。こんなものがあって大谷選手からの申し出で上記の年俸後払いとなったということで、これによってドジャースは来期の年俸総額を大幅に減らし、このぜいたく税を回避し、更に補強する余地も出てきて山本由伸も取るなんて話が出てきています。
何か大谷発の美談のようにマスコミでは散々はやし立てていますが、どうなんでしょう?
ドジャースは大谷選手という宝物をゲットするために最大の条件(10年で7億ドル)を提示しました。これによって本来ドジャースは本来このぜいたく税の支払いの対象になりこれ以上の補強が難しくなったはずです。しかし大谷選手サイドからの申し入れでドジャースは大変なメリットを受けたわけです。
大谷選手側は本来年7千万ドルを来年から10年間受け取れるものが取り合えず年2百万ドルにダウンしたわけです。大谷選手の懐具合は不明ですが、過去に毎年億を超える年俸を取っていたわけですから変な投資なんかしていない限り、選手生活を送るのに支障は無い筈です。現役時代に1円でも多くというのとはレベルが違います。ということでこの後払いシステムは大谷側にはそれほど大きなダメージはないといえるかもしれません。逆にこれを大谷側からの申し出だったという美談になっているわけです。
しかしこれってどうなんでしょう。
そもそもこのMLBのぜいたく税なんて今回私は初めて聞いたわけですが、どう考えてもMLBがお金持ち球団がどんどんトップ選手を札束ではたいて囲い込むのをストップさせるための制度のように思えます。
ということはこの大谷年報後払い作戦はこのMLBの制度の裏をかくように思えます。
実際米国でも一部マスコミから懐疑的な意見が出ています。
大谷選手が史上最大?の契約を勝ち取ったことを素直に喜べなくなってしまいました。
残念です。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています