オリックス大丈夫?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
ヤクルトファンが他のチームの心配をしている気持ちの余裕は無い筈ですが、パリーグを3連覇したオリックスの来期が心配です。
黄金期なんて迎えたチームも「盛者必衰の理」ではありませんが、その黄金時代を築いたメンバーの衰えによりいつかは黄金期も終わります。
ヤクルトなんて2連覇からの5位ですから黄金期にもなりませんでした。
ソフトバンクに替わってパリーグの盟主の座に就いたオリックスですが人材の流出が止まりません。
昨年オフ絶対の4弁打者だった吉田正尚がポスティング制度を利用してMLBへ移籍、吉田選手の活躍ぶりは日本でも度々報道されましたで
その吉田選手の替わりというわけではないのでしょうが昨オフ西武をFA宣言した森捕手をオリックスは獲得しました。
2022年の吉田選手の成績は21本塁打、88打点、.335
2023年の森選手の成績は18本塁打、64打点、.294ですから吉田選手をカバーするまでの成績ではありません。
そして今オフ絶対エースで3年連続沢村賞受賞の山本由伸投手がポスティングでMLB移籍を図り、山崎福投手がFA宣言により日ハムに移籍しました。この両投手はともに23先発でチームのトップ、二人合わせて27勝は勝ち星でオリックスの1・2位です。
その代わりとはいきませんがオリックスは広島をFAした西川外野手を獲得しました。
西川選手の今年の成績は9本塁打、56打点、.305(セリーグ2位)でスラッガーではありませんがヒットメーカーです。
まだ今オフのオリックスの補強は終わったわけではないのでしょうが、来期のオリックス大丈夫?というところです。
それで思い出すのが2007年のヤクルトです。
この年ラミレス選手は4番打者として204安打(リーグ1位)、41二塁打(1位)、122打点(打点王)29本塁打、.343と打ちまくっていました。
この年入団したグライシンガー投手は30先発で16勝(最多勝利)8敗、2.84とエース級の活躍でした。
この投打の核二人が07年オフに揃って巨人に引き抜かれたわけです。
ところがヤクルトは07年は古田監督の最終年でセリーグ6位、08年は高田監督に代わって5位と上記の二人を失っても順位を上げる?なんておかしなことがあったわけです。
こう見ればチームスポーツの野球は主軸がいなくなってもなんとかなるような気もします。
もっともヤクルトのケースは6位が5位ですから「どんぐりの背比べ」で所詮底辺をさまよっていたわけで
07年のヤクルトのチーム打撃成績が.269、139本塁打、575打点で
08年は.266、83本塁打、542打点で確かに負のラミレス効果か08年は本塁打が大幅に減っています。
一方の投手成績では07年が4.07、60勝84敗が
08年は3.75、66勝74敗と良くなっているわけです。
一つには監督交代効果もあるでしょう。投打の両輪を巨人に取られ、残った選手たちが発奮した、ということもあったのでしょう。
3連覇したオリックスとBクラス常連だったヤクルトを比較すること自体違うかもしれません。
来期のオリックスを見てみましょう。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています