クオリティスタート(QS)とは
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
ヤクルトも開幕から5カード消化し、一通り対戦、
15試合で10勝5敗で1位、上々のスタートです。
ここまで、初めは貧打を投手陣がカバーしていましたが、
徐々に打線の調子が上がるとともに、
特に先発陣の調子が下降気味です。
今日はクオリティスタート(QS)を取り上げてみました。
QSの定義は、先発投手が6回以上を投げ、
自責点3点以下に抑えることです。
昔はQSなんて言葉はありませんでしたが、
よく評論家の先生が「先発は3点までは仕方ない」という、言い方をしていました。
逆に言うと、QSとは先発投手に課せられた、最低限の仕事ということになります。
昨年のヤクルトはご存知のように、強力打線と粘り強い中継ぎ陣で2位という成績を勝ち取りました。
すなわち、先発陣がだらしなかったという事です。
それでは昨年のヤクルト投手陣のQSを見てみましょう。
(さいごの数字がQS率です)
小川 18先発12QS.667
星 3先発 2QS .667
ブキャナン28先発 17QS .607
原 17先発 8QS .471
ハフ 14先発 6 QS.429
山中 5 先発2QS .400
カラシティー 13 先発4 QS.308
由規 7先発 2QS .286
館山 5先発 1QS .200
石川 22先発 4QS .182
高橋 3先発 0QS .000
大下 2 先発0QS .000
山田大 2先発 0QS .000
古野 2先発 0QS .000
寺島 1先発 0QS .000
梅野 1先発 0QS .000
以上から弱体ではありましたが、その中では、小川・ブキャナンが
ヤクルト投手陣を牽引していたのがわかります。
特に石川のQS率の悪さが目立ちます。
石川は昨年1年を通してローテーションを守りましたが、
結果7勝6敗でした。QSはわずか4試合です。
いかに調子が良いときは、すいすい行くが、悪いときは滅多打ちに
されるという、石川の特徴がこれからもわかります。
本来エースと呼ばれる投手はQS率を限りなく100%に近づけなければ
いけません。
それではここで、今期のQSを見てみましょう。
原 2先発 2QS 1勝 0敗
高梨 2先発 2QS 1勝 1敗
小川 3先発 1QS 0勝 1敗
石川 3先発 1QS 0勝 1敗
高橋 2先発 0QS 0勝 0敗
寺原 2先発 0QS 1勝 0敗
ブキャナン 1 先発0QS0勝0敗
15試合消化で6QSです。
原・高梨が大健闘ですが、それ以外の投手のふがいなさが目立ちます。ヤクルトの10勝中、先発陣には3勝しかついていません。
特にローテーションの軸と位置付けられている、小川・石川・ブキャナンの今後の頑張りなくして、巨人との優勝争いは不可能です。
ゴールデンウィークに12連戦あります。
先発投手は最低7人必要になります。
2軍から新星(山中でも館山でもスアレス・清水・寺島でもよいのですが)が現れない限り、上記の7人で当分回さざるを得ない状況です。
首位なんて、喜んでいる場合ではありません。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています