ドラ1はエース?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
西武を戦力外となった宮川投手がヤクルト入りしました。
大学・社会人経由ですから28歳ですがプロ経験は4年で西武では127登板、134.1回を投げ5勝5敗、1S、20H、4.29の成績でした。
大卒・社会人経由のドラ1ですから当然西武としては即戦力、将来のエース候補として指名したはずですが、この宮川投手はルーキーイヤーから中継ぎで49登板でした。
即戦力とは言っても球団の事情や選手の適性によってプロ入り後の配置転換はあります。
巨人の菅野投手は入団時からエース候補として扱われ2013年のルーキーイヤー以来252登板中250先発であくまでエースとして扱われてきました。
逆に広島の栗林投手は大学・社会人ではエースとして活躍していましたが広島ではいきなりクローザー就任です。チームの事情で先発投手が豊富でクローザーが必要ということだったようです。この配置は当たりました。
それではヤクルトのドラ1はどうでしょう。
2012年ドラ1の石山投手は当初先発としてうまくいかず、中継ぎ・クローザーになりました。その年のドラ2の小川投手が先発として大成功しいまだにエースの座に君臨しているのは皮肉な話です。
2013年のドラ1は大卒の杉浦投手でした。ヤクルトの4年間で33登板、21先発で6勝8敗と今一で2017年のシーズン中に日ハムにトレードされ、21年には3勝3敗、28S、1Hとブレークしましたが、その後は今一です。
2014年のドラ1は大卒・社会人経由の竹下投手でしたが、故障で一軍では1試合登板に終わり、17年オフに戦力外となりました。
2015年は大卒の原樹理投手です。プロ入り8年間で117登板、93先発ですからまずまずです。昨年は故障?で一軍登板はありませんでした。もう30歳です。今年は崖っぷちからの復活を期します。
2016年は高卒の寺島投手でした。期待されましたが結局プロのレベルではなかったか、6年間で36登板、2先発、1勝1敗、3Hで22年オフに戦力外となりました。
2018年のドラ1は清水投手です。大卒で即戦力期待でしたが、石山投手と非常によく似た話で、ルーキーイヤーは先発として機能せず2年目からは中継ぎとして大活躍、現在に至る、です。
2019は奥川投手です。エースへの道を苦しみながら辿り中です。
2020年は大卒の木沢投手です。ルーキーイヤーはファームでじっくり鍛え?2年目からは中継ぎとして活躍中です。
2021年は大卒の山下投手です。先発志向ですが、故障が多く、これからです。
2022年は大卒・社会人経由の吉村投手です。昨年は先発としてまずまずの活躍(12登板11先発)でしたが故障リタイアがありました。今年が真価を問われます。
2023年のドラ1は西舘投手(大卒)ですがキャンプ前から早速の故障リタイアで将来が思いやられます。
こうして過去12年間のドラ1投手を見てみると即戦力エース候補の筈の大卒投手でさえ先発としてローテーションに座り続けている投手がいない、という話です。
奥川投手・山下投手・吉村投手が将来的にエース格となりうるのか、ルーキーの西舘投手も含めじっくり長い目で見ていきましょう。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています
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