レスリングのおかしなルール

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

各種競技には当たり前ですがいろいろなルールがあります。
何故ルールなんてものがあるかというと、その競技を行うに際して皆の考えを統一して、何か起きた時にアウト・セーフなどを見ている人も含め納得させるためにもあるわけです。
野球のストライク・ボールが審判の判断のみで決められたら(基本は投球がベース上を横切り高さが打者の膝から腰までなんてなっているわけですが)一投球ごとに打者や投手がクレームをつけるなんてことになって試合が進まなくなります。
良いにつけ悪いにつけ線引きをして、それに則って審判が判断し、最近はリクエストなんて制度も各競技に取り入れられ、判定に不満があればリクエストをして、ビデオなどを審判が見返すなんて制度で、これ以上文句を付けてはいけないことになっています。
私などは毎日のようにプロ野球を見ているので、野球とはこのような競技、ということが刷り込まれているのであまり違和感は感じないのですが、「大谷シフト」なんて内野手が皆ライト寄りに並ぶのには違和感がありましたし、メジャーでは禁止になったというのにもこれまた違和感を感じました。9人の野手がどこを守ろうと勝手だろうと、感じたわけです。

私が大好きな柔道でもどんどんルールが変わってきて、最近は足を取ることが反則になってしまいました。格闘技で足を取ったら反則なんてそれこそ違和感があります。
レスリングでもグレコローマンは下半身を攻撃に使ってはいけないし攻めてもいけないというなんとも奇妙な競技です。
陸上の競歩のように本来人間は飛ぶように走って速さを競うべきなのに、常に足の一部が接地していなければならないなんてなんともおかしな競技もあります。

レスリングはその奇妙さでは極致です。
本来レスリングは相手を1秒間フォールして(両肩を床に押し付ける)決着です。
プロレスなんてフォールは3カウントですが、レフェリーのカウントが速かったり遅かったり、カウント3で大抵肩を跳ね上げますが、3カウント入っていただろうなんて突っ込みどころ満載ですが、そこはエンタテインメントです。
戻りますが、レスリングでフォールの決着は少なく、大抵ポイントの数で決着しますが、試合時間が終わって同ポイントの場合は、ビッグポイント(大技を決めた方)を取った選手が勝ちとなります。それでも決まらないときは審判からの警告数(要は反則の数の多寡)の少ない方が勝ちとなり、それも同じときは、最後にポイントを取った方が勝ちとなる、というなんともなルールです。
大技だろうが小技を多く出して点を稼ごうが、ルールで得点の仕方が決まっているわけですから、おかしな話です。
ヤクルト・巨人戦で巨人は岡本の満塁ホームランによる4点、ヤクルトはちまちま4本のタイムリーヒットによる4得点で延長12回が4‐4で終了しました。巨人は満塁ホームランによるビッグポイントがあったので、巨人を勝ちとします、なんて例は暴論でしょうか。警告数の差による勝敗はまだわかります。
しかし最後に得点した方が勝ちとは???です。
ヤクルト・巨人戦で12回裏に0‐1で負けていた巨人が岡本のタイムリーヒットで同点に追いつき引き分けで試合終了。最後に得点を入れたのは巨人なので巨人の勝ちなんて納得いきますか?

野球でも決着をつける必要があるトーナメントやオリンピックではタイブレーク制を取り入れなんとか延長延長でエンドレスになることを避けるルールを採用しています。これは納得いきます。
レスリングでも昔は決着がつかないと相手の足を抱えたところから試合を再開するなんて本当におかしなルールがあったわけです。
私がレスリングに関しては本当の素人のため、事情を知らないだけかもしれません。
にしてもおかしなルールですよね。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの記事等を参考にさせていただいています

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