オリンピック柔道の総括

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

オリンピックでは私が応援していた野球・ソフトボールで日本が金メダル。
もう一競技、力が入った柔道では男子は7階級中5階級で金メダル。2階級でメダルを逃しました。
女子は7階級中4階級金、銀1,銅1。メダルを逃したのは1階級だけでした。
混合団体は銀メダルでした。
全15競技で金メダル9、銀メダル2、銅メダル1、だったわけです。
女子レスリングでも6階級中4階級で日本は金メダルを取りました。
男子レスリングではグレコローマンとフリーで計12階級ありましたが、
そもそも日本からは6選手が出場しているにすぎず、結果は金・銀・銅各1でした。
6選手でメダル3個というのは優秀な方ですが、柔道やレスリング女子と比べると充実度が落ちるようです。

柔道なんて見ると日本代表になることイコールオリンピックのメダルにつながっているかのようです。
今回のオリンピックでも何人か当然金メダルと下馬評に上がっていた(バドミントンの桃田選手や
水泳個人メドレーの瀬戸大也選手)選手が大コケしたり、空手形女子の清水選手のように絶対金メダルと
思っていたのに銀メダルで悔し涙なんてこともありました。
柔道もこれに近く、しかも前述の瀬戸選手や桃田選手はこの選手だからこそ金メダルが期待されていたわけですが、
柔道や女子レスリングは日本の層が厚いということで誰が代表になってもメダル期待。
金メダルが期待され、銀・銅なら空手の清水選手のように悔し涙という感じです。
これはどういうことかというと、「お家芸」なんていうように日本の体制に柔道をバックアップする
方向ができていること、毎度多くのメダルを取ることにより優秀な子供たちが憧れ励む体制ができていること、
これらの充実度が他国を優っていることです。

特に女子柔道では「やわらちゃん」(田村亮子)の活躍が大きかったと思います。
この「やわらちゃん」現象、「スーパースターの誕生」→「その競技が注目を浴びる」→「子供たちがその競技に
どんどん参加する」→「選手層が厚くなる」→「強い選手が次々に現れる」となります。
女子柔道の田村亮子に限らず、卓球の福原愛、ゴルフの宮里藍、レスリングの吉田沙保里がそうです。
これらのスーパースターの誕生により一躍その競技の注目度がアップし、多くの子供たちをその競技に
引き付けることとなります。
今回のオリンピックで言えばスケートボードの西矢椛選手やスポーツクライミングの野中・野口選手、
サーフィンの五十嵐カノア選手なんかがスター性があり子供たちの目を向けさせることに
なったかと思います。

しかし子供がある競技に専念するためには親(大人)の全面的な支援(特に資金面)が必要となり、
となると将来その競技でどれくらい儲かるの?という点が親が全面支援するためのポイントになります。
親が卓球の選手だったから子供に卓球をやらせるのではなく、「この競技はまだ選手層が薄く、
稼ぎやすい」ということが親が子供に対する投資判断基準となりそうです。
柔道やレスリングは違いますが、その分有望な選手をバックアップする組織・体制が前述のように
出来上がっているということです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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