大相撲、今場所もカオスです

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

1月8日から今年の大相撲初場所が始まりました。
白鵬の跡を継いで大横綱となるかと思われた横綱照ノ富士が両膝の手術をした後が完治していないとかで、
全休。これで休場は3場所連続です。たった一人の横綱が一向に横綱の仕事をしていません。
照ノ富士は横綱に上がって9場所で、3度優勝はまあまあですが、うち2回の優勝は横綱になりたての2場所で、
他に15日間完走できたのは2場所で、4場所休場です。
これでは相撲協会も頭を抱えます。

一時4人いた大関も照ノ富士が横綱に上がったのはよかったのですが、御嶽海・正代と続けて大関陥落し、
御嶽海は故障しているようで全盛期の強さは影を潜め(2勝2敗)、正代は大きな体をしていますが大関に
上がった時の迫力はすっかり失せ、借りてきた猫状態です。(1勝3敗)

一度大関から陥落し復活を目指していた高安ですが精神面の弱さか2場所続けてあと一歩で優勝を逃し今場所は
今一の出来です。(1勝3敗)

昨年の3月場所に優勝し大関に最も近い位置にいると言われた若隆景もその後ぱっとせず、万年関脇で
終わってしまいそうです。(2勝2敗)

一人大関の貴景勝は大関に上がった時の気持ちの良い押し相撲の迫力がなくなり、相手の顔をものすごい勢いで
張るのがお約束になり、とてもではありませんが大関の品格がなくなりました。(3勝1敗)

逆に大関の位置に最も近いのが関脇の豊昇龍です。問題児横綱朝青龍の甥という触れ込みですが、だんだんと
力強さも増し、先場所は11勝4敗で、関脇3場所目、注目です。(4連勝)

もっと注目なのが先場所は巴戦を勝ち切り優勝、今場所は前頭3枚目の阿炎ですが、体も大きくなり突き押しの
迫力が増しました。(4連勝)
この力士も問題児でコロナ禍で場所中の勝手な外出が禁止にもかかわらず飲み屋さんに出かけたのがばれて
3場所の謹慎処分となり西幕下56枚目まで落ちましたがそこから這い上がってきました。根性もあります。

同じく場所中に飲みに行ったのがばれて、しかも「行ってない」なんて協会の聞き取りに噓をついたため、
大関というポジションでもあり6場所謹慎という厳罰を食らい(これは、もうやめろ的な
処分です)大関から西三段目22枚目まで落ち切った朝乃山は今場所やっと十両まで復活しました。
しっかりと組んで相手を押し出す正統派のきれいな相撲で大関まで行った力士です。
是非幕内に戻っていただきたい一人です。(十両で4連勝)

まだ4日目が終わったばかりですが、全勝は関脇以上では豊昇龍一人で、あとは前頭3枚目の阿炎、
8枚目阿武咲、10枚目碧山、13枚目琴勝峰の5力士しか残っていません。
ということで問題山積の大相撲です。
昔の柏鵬時代とか輪湖時代とか若貴兄弟対ハワイ勢とか上の方で厳しく張り合っていかないと
大相撲の復活はないのかもしれません。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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