大相撲春場所の総括　朝乃山大関昇進！

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

大相撲春場所は相撲協会の大英断？で無観客で場所を終えました。
プロ野球の無観客試合はまあオープン戦でしたからまだしも、こちらは本場所です。
なにか作り物を見ているような違和感がありました。

そのような中で、今場所の注目は関脇朝乃山が大関昇進なるかと、ここ数場所休場を続けていた
横綱鶴竜の復活なるかと、昨場所幕尻優勝を果たした徳昇竜が上位に上がって通じるかという事くらいでした。

結局、幕内優勝は13勝2敗で並んだ両横綱の千秋楽対決で、鶴竜に花を持たせるかと思いましたが、
白鵬もそんな余裕はなく、全力勝負で、白鵬の優勝で幕を閉じました。
しかし横綱の千秋楽相星対決が2敗同士でというのは、いかに両横綱の力が落ちているかという事です。

この二人を追い抜くことを期待していた大関貴景勝は怪我でもしたか元気なく負け越し。
来場所は得意のカド番です。
もう一人の御嶽海は序盤快調で、朝乃山も万全で下し、3度目の平幕優勝あるかと思いましたが、
なぜか対白鵬戦でへなへなと敗れ、結果10勝5敗でした。

元大関では高安が休場、栃の心が9枚目で負け越し、琴奨菊は13枚目で負け越しでした。
皆さん豪栄道のように潔く引退もあるのでは。
貴景勝も含めですが、皆さん大関までは絶好調ですが、そこまでです。
強いモンゴル人横綱がいるので、大関で満足してしまうわけではないでしょうが。

先場所幕尻優勝の徳昇竜は2枚目でやはりの4勝12敗でした。
今場所も碧山が幕尻ではありませんが13枚目で優勝戦線に14日目まで留まりましたが、優勝を意識した途端、強烈な突っ張りが鳴りを潜め、終わってみれば11勝4敗の大健闘でした。

その中で関脇朝乃山は12勝が大関昇進の条件と言われながら、この対戦では強かった御嶽海と
苦手とする豊山に敗れ、両横綱にも敗れ、11勝4敗で終えましたが、一人大関では格好がつかない相撲協会が
大関昇進を政治的判断で決めたようです。

他に目立ったのは9枚目で12勝3敗の隆の勝と新入幕18枚目で9勝6敗の2世力士琴の若です。
いずれも朝乃山と同じ正々堂々の相撲振りが好感です。

元大関で十両の照の富士は10勝5敗で幕内に上がれるか微妙なところです。
やはり力が落ちたか、十両では5敗しました。

来場所はいつまでも白鳳の君臨を許している他力士の奮起を望みます。

上記数字は各選手個人のＷｉｋｉｐｅｄｉａ　及びＹａｈｏｏ　スポーツの成績等を参考にさせていただいています