新規加入組はどうでした?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

「新規加入選手」と言ってもいくつかのグループに分かれます。
一番目はドラフト入団組(育成も含め)です。即戦力や将来のチームの柱と考えられての学生(高校生)・社会人からの選抜指名です。最近はBCリーグからの入団も増えています。
二番目はFA・トレードによる入団です。FAは基本大物選手ですから即戦力以上の意味を持ちます。トレードもお互いにそれなりに選手を評価しての交換ですから、ある程度以上の期待感があります。
同様なケースが現役ドラフトです。今年の阪神大竹投手のような大化けもありますが、まだまだ始まったばかりの制度です。
三番目は外国人選手の補強です。歴史的にヤクルトはこれに成功して大当たりをつかんでおり、選手層の薄いヤクルトにおいては貴重な補強策です。しかし特に近年は外れが多くなってきていることも事実です。
四番目はヤクルト再生工場のように他球団を戦力外となった選手をトライアウトや一本釣りでの入団です。ノムさん再生工場が大成功し、以来伝統的にヤクルトはこの方式による(安上がりな)戦力補強でそこそこ成功しています。

それでは今期新加入した選手たちをランク付け(あくまで私の私見です)してみます。

Aランク:
ピーターズ 18先発、100.2回を投げ8QS、6勝5敗、3.22
新規加入の外国人選手で、というか全新規加入選手でただ一人の当たりでした。大当たりとまでは行きませんが、乏しいヤクルト先発陣のローテの中心として1年間働きました。

Bランク:
吉村 12登板、11先発、60.1回、4QS、4勝2敗、4.33
ドラ1ルーキーです。シーズン初めと終盤はしっかりローテでしたが、間の3か月故障で戦線離脱でした。
来期に期待です。

山本大貴 42登板、35.1回、2勝0敗、9H、2.55
シーズン中にロッテからトレード入団。貴重なサウスポー中継ぎ坂本光士郎との交換トレードで入団したサウスポーです。
サウスポー中継ぎ同士の交換の意味は2投手への激励・刺激策でしょうか。
中継ぎとしてまあまあの活躍でした。

Cランク:
ロドリゲス 7登板、6先発、33回、3QS、1勝5敗、4.09
終盤に緊急入団、25歳と若く、来年に期待です。

尾仲 11登板、1先発、15.2回、0勝1敗、5.17
昨年オフに阪神を戦力外、期待のパワー投手でしたが、期待外れに終わりました。

阪口 13登板、16.1回、0勝2敗、2H、3.31
シーズン終盤にDeNAと西浦との交換トレードで入団。気持ちの良い投球ぶりでスタートしましたが、ぴしゃりと抑える場面は少なかったような。もう一皮むけないときびしいところです。

北村 12試合、23打席、1本塁打、7打点、.190
少ない一軍登場でしたが、しぶといバッティングが垣間見えました。来年期待です。

澤井 16試合、37打席、1打点、.156
イースタンの本塁打王ですが一軍の打席でその片鱗は見えませんでした。中山きんに君の後継ミスターマッチョですが、プロ野球で通じるか、来年の姿を見ましょう。

西村 1打席、1三振
最後に顔見世で一軍の打席に立ちましたが、首脳陣期待の未来の4番打者?です。
来年以降です。

三ツ俣 18試合、21打席、2打点、.143
昨オフ中日を戦力外、トライアウトを経て入団。ユーティリティプレーヤーだが、打撃は今一。年齢的にも(31歳)厳しいものがあります。

坂本 一軍登板なし。高卒1年目。

橋本 大卒育成1位の捕手。

Dランク:
成田 3登板、3.1回、5.40
第1回現役ドラフトで入団。期待のサウスポーでしたが、一軍では3登板のみ、まだ25歳と若く将来を期待してという感じでしたが、あっさり戦力外です。イースタンでも37登板、36.2回で5.11でした。

エスピナル 3登板、5回、5.40
こちらもあっさりシーズン中に退団です。イースタンでも20登板、44回で5.11ですからやむを得ないかと。

ケラ 今シーズンのがっかり大賞受賞です。メジャーでも結構な実績があり(7年で23勝13敗、28S、59H)マクガフの後継としての入団でしたが、再三言うように「外国人選手は来てみないとわからない」の典型でした。イースタンでも15登板、14回で7.71とお粗末な成績でした。

こうしてみると今シーズンは本当に外れが多く、補強は失敗に終わっており、セリーグ5位の惨敗の一因となっております。
既存選手の育成底上げはもちろん、意味のある補強をしないとヤクルトの再生は困難です。

上記数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。