村上のスランプ

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

今回のヤクルトの絶不調は村上選手のスランプと密接に繋がっていると先日書きました。
ネットやマスコミでは評論家の先生があれやこれや、やれためが無いとか重心が前のめりとかいろいろと専門的なことをプロならではの視点で言われています。
こちらは素人ですから細かい技術的な点はよくわかりません。
しかし素人なりに今回の村上選手のスランプについて分析してみます。(下記数字は5月末時点のもの)

まず三冠王を取った2022年の村上選手の数字は
141試合、612打席、56本塁打、134打点、118四球、128三振、打率.318、出塁率.458、長打率.710、 OPS 1.168

一方今シーズンは
49試合、211打席、9本塁打、27打点、34四球、67三振、打率.215、出塁率.355、長打率.407、OPS .762

昨年が三冠王で今年は今のところ絶不調ですから各数字が(今年は昨年のほぼ3割試合を消化済み)悪いのは当然ですが、四球数だけは去年とほぼ同じ割合です。従って去年より打率が1割下がっている分、出塁率も1割下がっています。三振数は去年の倍程度増えています。

村上選手は2017年のドラ1でルーキーイヤーの18年はほぼファームで基礎作りに励みましたが、2019年からこれまで4年と2か月村上選手はフル出場(ほぼ全イニング出場)を続けています。
サードというポジションはまあまあハードな守備位置です。しかもベンチでも常に声を出して味方を奮い立たせようと全力投入です。
高卒の18歳で入団し、1年目はファームだったとはいえ、2年目からはフル稼働です。
そして昨年三冠王を取ってしまいました。以前に書きましたが、過去の三冠王は皆30歳前後で取っています。アスリートとしても人間としても成熟したときに取っているわけです。
一方村上選手は22歳、大卒ならばルーキーイヤーです。私が社会人なり立て(大卒1年目22歳)のころを思い浮かべると何も知らず、何もできず状態で恥ずかしい限りです。

そのような若者に4番を任せチームの中心に据えられたわけで、プレッシャーたるや察するに余りあります。
そして昨オフ、三冠王ということでマスコミに引っ張りだこ、様々なイベントや宴会にもぴっぱり出され、テレビの収録やインタビューも多くこなしたはずです。
ということで逆に昨オフは精神的に疲れてしまったかとも思えます。
そしてキャンプインから不調が続きます。そしてWBCです。栗山監督に侍Jの4番を当初任され、このプレッシャーも大きかったかと。打順を下げられやっとWBCの最終盤に村上らしい当たりが戻りましたが、WBCの疲れ(時差ボケ)もそこそこにチームに合流、ぶっつけ本番の開幕です。

23歳の青年には過酷な半年だったでしょう。しかも過去4年のフル出場の蓄積疲労もあるはずです。
ということで様々な要因から村上選手のスランプの原因を探ってみました。
今シーズン村上選手の復活はあるのか、温かい目で見守ってあげたいものです。
プラス村上選手には完全な休養を1週間でも与えてあげたいものです。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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