経済合理性

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

世の中のかなりの部分は経済合理性で判断され動いています。
マクドナルドのハンバーガーを昨日まではよく食べていましたが、今日から
値上げになったので、もっと安い***バーガーにチェンジするとか、今のバイトは
時給***円ですが、ほかにもっと時給の良いバイトが見つかったので、そちらにバイトを変えるとか、です。
しかし私がかなりの部分はと上記で言ったのは、そうでないことも多々あることも確かです。
上記のマクドナルドケースで言えば、確かにマクドナルドのハンバーガーは高くなりましたが、それでもマクドナルドが好きだから、ほかに安いハンバーガーがあってもマクドナルドを食べ続けたり、ほかに時給の高いバイトがあっても、職場を変えるのは面倒だからとか今のバイト先の人間関係が心地よいからとか、2次的な理由でより高い収入をあきらめるケースもあります。

事程左様に経済合理性とは重要な判断材料ですが、人の行動は必ずしもお金だけで割り切れるものではありません。
それではNPBの選手達はどうでしょう。

年末恒例の契約更改というものがあり、昔は上げろ、そこまでは上げない、とかでもめて交渉が越年するなんてざらにありました。
最近は越年なんてとんとなくなりました。
一つには作今のNPBの選手がおとなしくなったということもあり、選手会もできて選手の待遇が良くなったということもあるのかもしれません。
一つには球団の査定が微に入り細にいっているので、選手サイドが口をはさむ余地が少なくなったということがあるようです。
今はコンピューターを駆使して選手のパフォーマンスを事細かく記録しており、ここに選手が文句を言う余地は少ないのかと。
あとは自分の成績に対し、その年俸アップ(またはダウン)の金額が妥当か否かです。
例えばヤクルトの長岡選手は昨年ショートレギュラーのポジションを奪う大活躍で
年俸が600万円から3300万円と5.5倍増と高騰しました。
外国人選手を除いてヤクルトの野手では7番目の年俸になったわけです。
7番目といえばふむふむ、ですが、トップの村上選手は年俸6億円です。
長岡選手の16倍です。
確かに村上選手は三冠王とか驚くような大活躍をしたわけですが、野球というチームスポーツではヤクルトにとって村上同様長岡も今期必要なピースです。
しかし長岡の取り換えは聞くかもしれませんが、村上の替えは多分今のNPB全体を
見回してもいないかもしれません。
ここが村上が長岡の16倍の年俸を取る経済合理性になるわけです。

一方米メジャーでは大谷選手が$3千万(39億円)($1130円換算)
鈴木誠也が$17百万(22億円)
吉田正尚が$15百万(19.5億円)取っているわけです。
大谷の年俸はともかく、鈴木選手や吉田選手レベルの年俸は村上選手が
ポスティングすれば十分に取れそうです。
そしてこのレベルの年俸はヤクルトはとてもではありませんが出せないので、
3年後のポスティングは止む無しということになります。
これが経済合理性です。
現在の村上選手の6億円という年俸も我々庶民には驚くべき金額ですが、米メジャーへ
行けばその数倍の年俸が実現可能なわけです。

確かにお金だけで世の中が動くわけではありませんが、動かす大きな原動力に
なっていることは間違いありません。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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