謎ルール?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

オリンピックの柔道が終わったかと思えばレスリングが始まりました。

男子はまずグレコローマンからです。(他にフリースタイルがあります)
このグレコローマンスタイルのレスリングとは下半身への攻撃は禁止であくまで
上半身のみの攻防ということです。
フリースタイルでよく見られる足へのタックルは反則になるということです。
なにか不自然な気がしますが、もともと古代ギリシャ時代から行われていたスタイルということで、
レスリングの原型ということになります。

考えてみればサッカーなんて競技は手を使ってはいけない(ゴールキーパーは別ですが)なんて
それこそ不自然極まる競技です。
逆にバレーボールなんて足でボールを蹴っても良いことになり、規制緩和です。

レスリングの基本の勝敗はフォール(両肩が床につくこと)です。
レスリングはこれが瞬間で良いわけです。
プロレスなんてのは3秒間のフォールが必要ですが、こちらはエンターテインメントですから、
レフェリーの3カウントもやけにゆっくりだったり、えらく早かったりと盛り上げてくれます。

柔道はオリジナルは相手を投げることが決め手だったのでしょうが、競技のルールを厳格化するために、
投げられて完全に背中が床について一本、体側が床についただけでは技あり、
腹側から床に落ちればノーカウントです。
相撲なんてのは足裏以外がちょっとでも土俵に振れれば負けになります。

先ほどバレーボールでは足でボールを蹴ってもOKになったと書きましたが、これなんかはコペルニクス的
ルールの大転換ですが、他の競技も大なり小なりちょくちょくルールが変わります。
柔道なんて昔は制限時間が終わって決着がつかないと、四隅に座った審判が旗判定で勝敗を決めていました。
多分採点競技のような審判の判断によるグレー性が批判されて、現在のように、規定時間内に技による決着が
付かない場合は、ゴールデンスコア方式がスタートし、時間制限なしで、技が入るまでデスマッチが続きます。
技による決着以外にも「指導」という名のもとの反則決着があります。
この指導による反則負けも以前は指導4で負けでしたが、現在は指導3でアウトです。
競技の早期決着を図るための措置でしょう。

事程左様に競技のルールなんて皆さんの都合で度々変えられていきます。
今回のオリンピックのソフトボールや野球では延長戦でタイブレークのルールが取り入れられていて、
ソフトボールの日本戦で2度行われました。この野球関係のタイブレーク性は試合時間の短縮のために
良いルール改定です。
米国メジャーリーグは決着がつくまで延々と延長戦が続くため8時間を超える試合なんてのもあったようです。

しかしどうにも納得がいかないのは、レスリングで同点で時間切れになった時は最後に得点した側を
勝ちとすることです。同点からの審判のジャッジによる勝敗ならまだわかります。
本来負けていたのに、頑張ってよく同点に追いつきました、というご褒美の勝利でしょうか。
レスリングでは他にも一度に大きな得点を取った方が勝ち(ビッグポイント制)なんていう謎ルールも
あります。古代ギリシャ時代からある由緒ある競技ですが、時代の変遷に伴いルールが変わってきたようです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています



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