逆襲のカギは先発陣?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

日経新聞のスポーツ欄でしばらく前からキャンプリポートなる特集記事が掲載され2月20日にはようやくヤクルトのキャンプリポートが出て、その見出しが「逆襲のカギは先発陣」でした。様々な場面で評論家先生たちも「ヤクルトは先発が弱いからここを底上げ(補強)しないと」的なことを言っています。
本当にそうなんでしょうか。
このオフのヤクルトの補強では外国人投手のヤフーレは先発と想定されていますが、本番にならないとどの程度の投手か、昨年のピーターズレベルなのか、やってみないと何とも言えません。ということは計算できないということです。

トレード・現役ドラフト・戦力外選手の補強では投手は嘉弥真投手と宮川投手の二人だけです。この辺は相手もあったり欲しい人材が戦力外にならないといけないわけで前記二投手は中継ぎタイプのようです。

ドラフトではドラ1から3位まで即戦力の大卒・社会人経由の投手を取りましたが、1位と3位は自主トレでこけて二軍で調整中。2位の松本投手のみ一軍キャンプで、21日の楽天戦で登板予定ですが、先発陣の補強になる逸材?なのかはまだわかりません。

そういった中で奥川投手と高橋投手は昨年よりはましなパフォーマンスができそうです。ピーターズの昨年の6勝をこの二人でカバーはできそうです。(高橋投手が昨年は4勝だったので、二人で10勝以上が必要、ということです)

ところでヤクルトの投手力はそれほど弱いのでしょうか。
昨年はチーム防御率は優勝した阪神が1位で2.66、ヤクルトは6位で3.66でした。
ヤクルトが日本一になった2021年は1位が中日の3.22、でヤクルトは3位の3.48でした。この年ヤクルト投手陣はそれなりに頑張ったわけです。
ところがヤクルトが連覇した2022年は1位の阪神が2.67で4位のヤクルトは3.52でした。
2022年はチーム防御率がセリーグ4位とはいえ、1位の阪神とほぼ1点近い差があったわけです。これは2023年と同じです。
非常にアバウトな考え方ですが、阪神との投手力の差はあっても2022年はそれを上回る打力の差で優勝できたということになります。

昨年のヤクルトの野手陣を見れば三度の登録抹消された塩見を筆頭に前年の三冠王から見れば本当に物足りない成績だった村上他両外国人野手を除いて野手レギュラー陣全員が大きく成績を下げていたわけです。
2021年はチーム打率が広島が1位で.264、ヤクルトはセリーグ3位で.254
2022年は広島が1位で.257、ヤクルトは3位で.250
2023年は巨人が1位で.252、阪神が3位で.247、ヤクルトは5位で.239だったわけです。
優勝した時もチーム打率はそれほど高いわけではありませんが村上の本塁打を原動力として大量の得点を稼いでいたわけです。
2021年603打点でセリーグ1位、2022年606打点で1位、23年は509打点でセ3位でした。

こういったことを合わせれば投手力の向上はもちろん必要ですが、ヤクルトの今年の巻き返しには村上・山田・塩見を中心としたヤクルト強力打線の復活が必要と言えるのではないでしょうか。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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