12球団シャッフル?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

話題作りが上手な日ハムの新庄監督がまたまた面白いことを12球団監督会議でぶち上げたようです。
1番目はシーズン終了後12球団をシャッフルし、新たな6球団づつのセリーグ・パリーグを選び、翌年はそれぞれの6球団で従来通りのシーズンを通したリーグ戦を行う、というものです。

その2は公式戦・クライマックスシリーズ・日本シリーズを行い日本一を決めたのちに、その日本一のチームと米メジャーのワールドシリーズ優勝チームが戦って本当の世界一を決めるというものです。

まずは1番目の話題、12球団シャッフルです。
その昔、プロ野球は人気のセ、実力のパなんて言われていた時代もありました。
セリーグもヤクルトやベイスターズが人気があったわけではなく、ダントツ人気の
読売ジャイアンツにおんぶにだっこのセリーグ人気だったわけです。

昔テレビでプロ野球の全国放送は巨人戦だけ。地元球団のない地方ではプロ野球を見るのは巨人戦だけですから、毎日毎日王・長嶋の活躍をテレビで見て(実際にV9当時の巨人は圧倒的に強かったわけです)国民総巨人ファン的な流れも一時はあったわけです。

ヤクルトの名物オーナーだった松園尚己氏(60年代~80年代)などは平然と「巨人のおかげで食っていけるんだからヤクルトは巨人に勝たなくてもよい」的なことを言っていたくらいで、当時のセリーグは巨人にぶら下がっていたわけです。
となると当然人気のない?(観客動員が少ない)パリーグのオーナーたちは「僕たちも巨人様と試合をやっておこぼれにあずかりたいから、セリーグに入れて」なんてことを常々主張していたわけです。
こんなことは既得権にしがみついているほかのセリーグ5球団は認めるわけがなく、毎度パリーグの遠吠えに終わっていました。
そういった中からセパ交流戦なんてものも始まりました。

広島カープは市民球団となって親会社に「おんぶにだっこ」できなくなったこともあり、まじめに観客動員を増やすアイデアを次々に採用し独立採算路線を歩んでします。

パリーグもそれまでの電鉄会社一色だったわけですが(今のソフトバンクー南海電鉄、オリックスー阪急電鉄、西武ー西武電鉄、旧近鉄バッファローズー近畿鉄道、ほかに阪神も電鉄会社です)親会社がソフトバンクや楽天、オリックスのような新興のIT関連や(DeNAベイスターズもそうです)金融会社など会社経営のプロたちが球団運営に乗り出し、それまでのオーナーの娯楽・おもちゃ状態から脱し、興行としての経営健全性を追求するようになりました。
そのような流れの中でのシャッフル話です。
まず実現不可能な話に思えますが、現役ドラフトとかNPBもいろいろと変化をしつつあるわけです。
12球団シャッフルなんて言うのはそれこそ冗談になりますが、例えばその年の下位3球団はセパで入れ替えるとか、最低最下位は入れ替えるなんてどうでしょう。
本当は今話が進んでいるファーム新球団を発展させてサッカーや大学のスポーツリーグであるようなJ2みたいに下部組織も発展させ入れ替えシステムを作れば、昔のヤクルトみたいに「巨人には勝たなくてよい」なんて馬鹿なことを考える球団はなくなるのでしょうが。

新庄プランその2の日米決戦は無理です。
米大リーグの最終決定戦は「ワールドシリーズ」です。
彼らは自分たちの30球団のトップが世界一と決めているわけです。何をいまさら日本の球団と世界一のタイトルを賭ける必要があるのか。お祭りはWBCとオリンピックで十分、と思っているわけです。この野球業界を作り出し動かし続けててきたのは米国です。これには残念ですが抗えません。

それと新庄監督、日米で世界一決戦なんてちょっと配慮が足りません。
韓国にも台湾にもオランダにも中南米にもプロ野球リーグはあります。彼らを差し置いて日米で世界一決戦なんて、ちょっと思い上がっていませんか。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

2件のコメント

  • 私も新庄監督のニュースを見ましたが、面白かったです。でも、日本のようにシステム変換が難しい社会の雰囲気では実現可能性は非常に低いと思います。私はこう思ったことがあります。 “韓日inter-league”。
    演算が難しいんですけれども、簡単に言えば韓日チーム間のシーズン中に1ゲーム以上、交換試合をするということですよね。
    これはイベントゲームで、両国の野球ファンに見どころを提供できるでしょう。
    もちろん日本チームにとってはあまり興味がないはずですが、ファンの興味を誘発することはできそうです。

    • MONTE CRISTO様
      コメントありがとうございます。
      そうですね日韓戦なら距離的にも時差的にも開催しやすいですね。
      キャンプ中には練習試合ということで、韓国や台湾のチームと試合を行っていますが、
      営業的に成り立たないのでしょうか。
      確かに私を含め日本のプロ野球ファンは、日本国内にしか目が向いていません。
      大谷選手に対する報道は別格です。
      もう少し日本のマスコミも韓国や台湾のプロ野球情報を取り上げればよいのですが。
      ヤクルトけんちゃん

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