2007年ドラフト1位(由規)

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

さてドラフト1位シリーズ3回目2007年のドラ1です。
このドラフト会議もいろいろと迷走していたというか、球界の盟主巨人のごり押しに翻弄されたというか、
それまでの自由枠(いわゆる逆指名)制度を廃止し、2005年から2007年は高校生の部と大学・社会人の部に分けて
2部制でドラフトを行っていました。これも2007年で終わり、それ以来ドラフトは現在の一般のドラフトプラス育成
選手の部となりました。

そのドラフト高校生の部の最後の2007年は高校3羽ガラスが話題になりました。
大阪桐蔭高の中田翔内野手、成田高の唐川投手、そして仙台育英高の佐藤由規投手です。
結局1位指名では由規に5球団、中田に4球団、唐川に2球団の指名が入り、全球団の指名がこの3人に集まりました。
この年西武はアマ選手への金銭供与によって、ペナルティとして高校1・2位の指名権を剥奪されたため、
1位指名は11球団で行われたわけです。
こういった裏金問題では巨人がよくやり玉に挙がっていましたが、さすが親会社がマスコミの強みとナベツネの
政治力で、スキャンダルを握りつぶしてきました。この体質は原大監督の数々のスキャンダルもなかったことにしている
現在も変わりません。

ということで、中田は日ハムへ、唐川はロッテへ、そして由規は5球団競合を見事ヤクルトが引き当てたわけです。
こういうことがあったので、今も毎年ヤクルトは確率の悪い複数球団競合の人気選手を指名し敗れ続けているわけです。

唐川投手は長くロッテの先発の軸として活躍してきましたが、ここ4年は中継ぎがほとんどになりました。
14年で316登板、182先発、76勝72敗、55H、3.69

中田選手は言うまでもありませんが、日ハムの4番打者だったわけですが、暴力問題からの巨人へ追放されてしまいました。
14年間で214本塁打、957打点、.248

さて由規投手ですが、入団3年目の2010年がキャリアのピークで25先発、167.2回、2完投、1完封12勝9敗、3.60。
2011年に肩を故障。結局その後はぱっとせず、2019年は楽天に移籍、復活できず、BCリーグに活路を求めています。
NPBでは8年で91登板、88先発、5完投、2完封、32勝36敗、3.66でした。
一時は当時の日本人最速となる161Kmの球を投げましたが、肩の故障後はコントロール派への転身を図りましたが、
うまくいきませんでした。
まだ終わったわけではありませんが、人気先行で、故障に苦しんだ野球人生でした。
弟の貴規選手はヤクルトに育成で入団しましたが、支配下契約されないまま終わり、本当の話題作りで終わりました。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。