2017年ドラフト1位(村上宗隆)
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
今日は2017年ドラフト1位指名選手についてです。
ヤクルトの村上選手は2017年のドラフト会議でヤクルトに1位指名されました。
しかしすんなりヤクルトに決まったわけではありません。
ドラフトの1巡目指名で7チームが早稲田実業の清宮幸太郎内野手を指名し、ヤクルトもその7チームの一つで、
ヤクルトはこのくじ引きで敗れ、清宮選手は日ハムが交渉権をゲットしました。
1巡目指名では広陵高校の中村奨成捕手に2球団の使命が入りました。
ということでヤクルトは2回目の指名に進み、村上選手を3球団で競い見事引き当てる事が出来ました。
この2回目の指名では他にも履正社高校の安田尚憲内野手にも3チームから指名が入りました。
ということはこのドラフト会議時点で、プロ12球団の評価は清宮選手が二重丸のダントツ、
次が中村選手で、そこからちょっと下がって、村上選手・安田選手ということになります。
すなわち清宮選手を指名した7球団は確率15%にもならないくじに運を天に任せてギャンブルしたわけです。
そのギャンブルの結果、大当たりを掴んだ日ハムの清宮選手はプロ4年間で、721打席、21本塁打、73打点、.198
今年は一軍出場なしのとほほです。
ドラフトで村上選手より高評価だった中村選手は最初の2年は一軍出場はなく、ここ2年で65打席、2本塁打、
5打点、.263とまだまだ一軍レベルにはなっていません。
一方ロッテに入団した安田選手は2年目から一軍入りし、3年間で919打席、15本塁打、116打点、.208と
村上選手にははるかに及びませんが、まずまずの成績です。
それでは清宮選手を取り損ねた他チームはどうだったかと言うと、ロッテは上述の安田選手を獲得、
巨人は鍬原投手(大卒)を獲得しましたが、通算で26登板、53.2回、2勝3敗、2H、6.04と戦力とはなっていません。
悲惨なのは楽天に1巡目で入団した近藤弘樹投手です。楽天の3年間で17登板、5先発、45回、7.00で
戦力外となり、今年ヤクルトの入団、前半のヤクルトブルペン陣の救世主となりました。
他ではソフトバンクに4回目の指名で入った吉住投手は未だ一軍出場はありません。
阪神に3回目の指名で入団した馬場投手は80登板、89.2回、5勝2敗、19H、3.61とまずまず、今年は
阪神中継ぎ陣の強力な一員となりました。
他に1位指名で入団したのはオリックスの田島投手とDeNAの東投手です。
田島投手は4年間で66登板、21勝21敗、3.80、日本シリーズ第3戦で小川投手と投げ合った力強い投球が印象的でした。
東投手は大卒の即戦力で1年目で11勝を上げ新人王になりましたが、2年目以降はけがもあり低迷しています。
それでは我が村上選手の4年間の通算成績です。
1737打席、104本塁打、296打点、.268
新人王・最高出塁率・本塁打王を取っています。
ヤクルトはこの年にドラフトで大下投手・塩見外野手・金久保投手・宮本内野手と今年のヤクルトの
中枢を占めた選手たちを獲得しており、ドラフト下手のヤクルトにしては大成功の年となりました。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています