2022年ドラフト総括?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

無事に?NPBドラフト会議も終了しました。1位指名で2選手をそれぞれ2球団が指名するという小波乱を除いては
すんなりと、ヤクルトは支配下で5選手、育成1選手を指名しました。

今年は2年前の佐藤外野手と早川投手、2017年の清宮内野手のような超目玉選手がいないということと、
それもあってか各球団超目玉ではない選手で競合を避けたいという思惑から、ドラフト前に9球団が1位指名予定を
発表するという、なんとも正々堂々のドラフト談合を行おうとしたわけです。
9球団中巨人は高松商高の浅野外野手を、ロッテは立教大の荘司投手を指名予定と発表して、他球団への牽制を
目論みましたが、ここに談合破りを敢行した2球団がいたわけです。
浅野外野手には阪神が、荘司投手には楽天が1位指名を被せてきました。
ここが理解に苦しむポイントです。浅野選手も荘司選手も確かに前評判の高い選手でしたがくじ引きするほどなのかどうか
(両選手ごめんなさい)ということです。
3球団が1位指名予定を発表しなかったということは最低でも2球団、最悪の場合4球団競合になる可能性もあるギャンブルを
阪神と楽天は行ったわけです。結局浅野外野手には巨人と阪神が、荘司投手にはロッテと楽天が1位指名を入れ、50%の確率に
なりました。私が以前から繰り返し言っていることですが、2球団競合でも当たりくじを引く確率は50%で丁半博打と
同じレベルです。確かにプロ野球はエンターテインメントであり、ドラフト会議はいくつかあるNPBのビッグイベントの
一つですから、今回も12球団が1位指名で競合無しでは盛り上がりに欠けたかもしれません。
特に巨人と阪神の競合で原監督と岡田新監督がくじ引きをする姿は良い絵になりました。
来年この2チームが優勝争いに絡めるかはともかくとして、伝統の巨人・阪神戦でした。
しかしビジネスジャッジメントととしては正しくありません。
2010年のドラフトでヤクルトは1位指名の1巡目・2巡目もくじで外し3巡目で山田哲人をこれすら2球団競合でやっと引き当てました。
山田哲人がNPBを代表するスラッガーになったのは結果論です。
この時ヤクルトと競合して負けたのがオリックスです。後悔先に立たずですが、2巡目に山田哲人を指名していれば
無競争で取れたわけです。

阪神としては浅野選手を指名して50%負ける確率よりも、残りの指名非公表の2チームと競合する確率はありますが、実際に
2巡目で獲得した中大の森下外野手を1巡目で指名した方が確立がぐっと上がるわけです。
2010年のオリックスのように指名が3回も被る悲劇は避けられたわけです。
2位指名はウィーバー制ですから、阪神は8番目です。今年のように目玉選手が少ないイコールまあまあクラスの選手が目白押し
とも言えるわけで、それほど2位指名で先に目当ての選手がいなくなってしまう確率も低いと踏んであえて競合を選んだとも
いえます。これは荘司投手を引き当てた楽天も同様です。

ヤクルトは1位で社会人No1ともいわれる東芝の吉村投手の単独指名に成功。
2位に京都外大西高の西村外野手、3位に中京大の沢井外野手ということで、ローテ入りできる即戦力投手と外野補強を
見事に達成しました。4位は知内高の坂本投手、5位は中大の北村外野手です。
どの選手が金の卵として孵化するか、来年以降が楽しみです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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