戦犯
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
今年のヤクルトは2年連続でセリーグの5位に沈んだわけで、何らかの形で、その不成績の責任を誰かが取らざるを得ないわけです。
普通なら真っ先に監督が詰め腹を切らされるわけですが、高津監督は3年契約の2年目ということで、危うくくびはつながりました。
その余波でもありませんが、青木と山崎晃太郎が引退し、全外国人投手は戦力外若しくは自由契約となりました。
そういった中で、今年頑張った選手もいました。村上なんか仮にも本塁打と打点の2冠ですから、内容はともかく批判されるいわれはないような。
そういった中でこの戦犯探しではありませんが、監督以下、山田・村上は複数年契約の途中ですから、年俸はいじられませんし、ましてや追い出すわけにもいきません。
そこで球団としては年俸更改において年俸を上げ下げしてガス抜きとか、ペナルティ替わりにするとかをこの年末に行うわけです。従って大きく年俸が動いた選手ほど球団の怒り(もしく感謝の気持ちが)反映されるのかな、なんて思ったりしています。
この年俸更改にはルールがあります。
野球協約では年俸1億円以下の選手の年俸を25%以上下げる場合、1億円以上の選手の年俸を40%以上下げる場合、選手に対し戦力外通告をするかもしくは選手の下げに対する同意を得なければならない、というルールです。
つまり、選手の年俸はいくら上げても問題ありません。当然選手も文句は言わないでしょう。下げる場合は当然選手も不満なわけですから、大幅な年俸下げに対しては同意するか、戦力外(つまりくびになる)ことを覚悟しなさい、ということです。裁判とか調停に持ち込まれるとトラブルですから、すんなり戦力外通告の期間は終わっていても、すんなりさようなら、ということです。
昨オフにヤクルトの青木は3.4億円の年俸を1.4億円に下げられました。60%近い下げです。この時青木もかなり怒っていましたが、こういう年俸の減は球団から、「いやならやめてください」という最後通告を突きつけられているわけです。
青木としては、この年俸減を飲むか、戦力外とされるかしか選択肢はなかったわけで、あえて大幅な年俸減を飲んで、今期の現役続行に賭けたわけです。
さて今期の年俸更改もほぼほぼ終わっていますが、その中で年俸が大きく動いた選手を見てみます。
まずは元エースの小川です。
FA権を取った時点で4年契約を結んで、その4年目だったということで、1.6億の年俸が1.1億にがっつり下げられました。30%超えの減俸で個人の不振責任を問われています。(2勝5敗4.65)
次は清水です。1.3億が9千万とこれも30%超えです。0勝3敗2H2Sと故障もあり、セットアッパーの役目を果たせませんでした。
逆に大西は3.2千万が6.4千万と倍増です。9勝1敗23Hと立派に成長しました。
今年大ブレークした長岡は4千1万が9千.21百万の1.5倍増です。
今年目立った岩田なんて5百万が1千万です。
若手野手にはヤクルトもなかなか渋いところがあります。
ということで、5位での戦犯と言ってもたかが知れています。
来年はヤクルトも上位に戻って皆さんがっつり年俸アップを勝ち取りましょう。
Yahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています
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