選手の年棒どうなるの?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
米メジャーの年棒調整がもめています。
7月上旬の開幕で進んでいるのですが、3月下旬の労使交渉でいったん試合数に比例して年棒を減額する案で
合意したのですが、その後無観客試合が当分続きそうなため、入場料収入他が大幅に減りそうということで、
大リーグ機構側からリーグ全体の収入を球団と選手で折半する案に変えてきたわけです。
これに選手側は大反発、と言うことです。
試合数に比例しての減俸はまだ呑み易かったのでしょうが、無観客で減った収入も被るというのは
年棒命の選手サイドは「たまらん」、ということでしょう。
たしかに個人事業主で来年の保証がない選手にとっては更なる年棒削減は到底呑めないというところでしょう。
米メジャーは選手会の力が強く、機構側と五分で渡り合えるわけですが、そもそもトランプ大統領曰く
「戦時体制」なわけですから、ここは球団と選手側が一致団結して、何とか開幕して、コロナ騒ぎで
傷ついた一般人であるファンに楽しみをプレゼントして、強いアメリカの再生を勝ち取ろう!
というところのような気がします。
翻ってわが日本のプロ野球界はまだ年棒の話は出ていません。ということは昨年暮れに合意した年棒に
基づく給与が支払われ続けていると思いますが、このまま6月19日に開幕しても、当初は無観客ですし、
試合数も減り、球団の収入は大幅減になるわけで、メインスポンサーの強いお金持ち球団はよいのですが、
広島カープのように市民球団はいくら財務体質が良いとはいえ、大変です。
日本の球団経営は昔は多分に親会社の広告塔のような色が強く、経営が赤字でも親からの補填で回していった
経緯もありましたが、今はそうも言ってられない球団も多くあります。
他人の懐なので、あっさりと大リーグの新案の、「収入を球団と選手で折半」というのは合理的な解決法のような気がします。
問題は収入を球団単位で計算するか、リーグ単位とか12球団全体とかその分母です。
当然各球団で収入も支出も大きく違うので、ここは球団ごとに折半案がよいのではないでしょうか。
問題は選手の給与とか公になっていない経費や収入を赤裸々にさらして選手側に納得していただかなくてはならないことです。
「球団の接待交際費が多すぎる」とか「本当にこんなに年棒(総額)払っているのか」「不正会計があるんじゃないか」とか
古田のような選手会会長がいたら大もめになりそうです。
年棒問題はどう決着するにせよ、年棒の低い若手やファームの選手はトップクラスと比べると驚くほど少ないわけですから、
彼らの年棒まで比例法で減額するのはやめてください。本当に生活ができなくなります。
ここにきて6月19日開幕が有力になっており、我がヤクルトの小川投手は開幕までにコンディションを整えるために
「実戦形式で(練習試合・紅白戦)で4回少なくとの3回は投げたい」、なんていっています。
来週21日にも非常事態宣言が完全に解除されて、6月19日に開幕とすると、「3試合は投げたい」のは小川投手だけではありませんから、
ほぼ毎日実戦形式の紅白戦や遠征を伴わない巨人・DeNAとの練習試合を組まないと、選手たちのコンディション調整が進まないという
ことになります。まあそれは全球団(多少の違いはあれ)同じようなものです。
6月19日よーいドン!でスタートダッシュを切りましょう。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています