第一次戦力外通告

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

NPBの戦力外通告の第1次はファームレギュラーシーズン全日程終了翌日の2日からCS開幕前日である13日までで、先日ヤクルトも1次の通告を行いました。

今年ヤクルトは新外国人のケラを7月に、8月にはエスピナル投手が退団、シーズン最終盤に荒木選手が引退を発表し引退試合が行われたのは記憶に新しいところです。

そして10月2日に第一次の戦力外通告が行われました。
毎年この時期の恒例行事ですが、ドラフト会議が華やかで夢のあるものなのに対し、まさにドラフトの陰と陽で(ドラフトで5人強の新人を支配下に加えるためにも何人かの選手を支配下から切り離す必要があります)チームの再生には必要なアクションです。

さて戦力外通告を受けた7選手を見てみましょう。

大下佑馬投手 31歳 大卒・社会人経由で2017年のドラ2です。この年の1位は村上、4位が塩見、5位金久保、6位宮本、7位松本直樹ですから近年のヤクルトでは珍しく大当たりの年です。
その中のドラ2、大卒・社会人ということで球団としてはかなりな期待値で指名したはずです。しかしプロ入り後6年間で109登板、3先発、3勝4敗、9Hで4.17。とうとう今シーズン一軍登板はありませんでした。2年前にフォームをスリークォーターに変え力強い球を投げていましたが、ダメだったようです。

鈴木裕太投手は18年のドラ6高卒の選手ですがとうとう一軍登板を果たせず昨年育成契約から今回の戦力外となりました。
残念です。

久保拓真投手は2018年のドラ7、大卒のサウスポーです。特に中継ぎのサウスポーが不足していることで期待大でしたが、4年で60登板、54.1回を投げ1勝1敗、9Hで4.30。チームの期待には応えられませんでした。

杉山晃基投手は2019年のドラ3です。ドラ1で奥川を引き当てたため、2位に吉田大喜、3位に杉山、4位に大西と即戦力の大卒投手を取りましたが、球団の思惑通りにはいきませんでした。
大西投手は中継ぎとしてまずまずの活躍をしていますが、奥川投手は怪我が多く、吉田投手は一軍先発としては今一、杉山投手は小川投手の大学の後輩でしたが第二の小川とはなれず、2年間で5登板7回で9.00の一軍成績で今年は一軍登板はありませんでした。ヤクルトには少ないパワーピッチャーで期待していたのですがコントロールの問題でしょうか。

松井聖捕手は2020年の育成3位、大卒・BCリーグ経由でした。2軍ではパンチのある打者でしたが、捕手王国?のヤクルトでは支配下レベルに達しなかった、ということでしょうか。

市川悠太投手は2018年の高卒ドラ3です。サイドハンドからの強い球と牽制の名手でした。
昨年6試合(7.50)、今年は4試合(8.36、2敗)登板しました。ユニークなキャラで一軍定着を期待していましたが、レベルではなかった、というか女性スキャンダルを起こしたことが決定的だったのか、巨人のS内野手のような大物はともかく、このレベルの選手だと球団も切り捨てます。

成田投手は鳴り物入り?で現役ドラフトでヤクルト入りしたサウスポーですがわずか3試合3.1回を投げ5.40で見限りました。片や現役ドラフトで華々しく活躍している選手がいる一方、仕方なく現役ドラフトに参加した?ヤクルトの姿勢が見えます。
阪神の大竹投手や中日の細川投手のようなとんでもない掘り出し物もあるわけで、ヤクルトはもっと真剣にこの現役ドラフトにも取り組まないと、来季へのチーム立て直しなんてとてもではありませんが、困難です。昨年ヤクルトはこの成田投手を獲得し渡辺外野手をオリックスに出しましたが、渡辺選手も先日戦力外通告されました。悲喜こもごもの現役ドラフトです。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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