「原巨人」の先見えた課題?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

10月17日の日経新聞夕刊に「「原巨人」の先見えた課題」という記事が掲載されました。
要は外国人戦略もFA補強も後半はうまくいかず、最後に育成に力を入れ始めたところで力尽きて退任した、という内容でした。
その中でいくつかの興味深い指摘がありました。
まず外国人選手ですがMLBも30球団に増えた上にナショナルリーグでもDH制が始まり、一段とMLBの選手需要が高まり、MLBほどには年俸を出せないNPBに来る選手の質の低下。
NPBのレベルが上がったため外国人選手がいきなり日本で活躍しにくくなっている、という事実。
昨年巨人を1年で戦力外となったポランコ選手がDH制のあるロッテで本塁打王になりました。
日本人選手でもトップクラスの選手はMLBを目指し、そうではない選手でも(ヤクルトが典型ですが)チームの柱となる選手を複数年契約で縛り、FA移籍させない傾向が強まり、国内FA市場にめぼしい選手が減ってきたという事実。

以上から長嶋巨人以来の伝統、資金力にあかせて「欲しい欲しい病」から選手を取りまくる状況ではなくなってきたということです。
それが21年3位、22年・23年4位という原巨人の成績にも表れているのかと。

一方ヤクルトは近年ではバーネット・バレンティンと大当たりをつかみましたが、それ以外の外国人選手はまあまあ以下です。
FA戦線には基本参加しません。本来FAや外国人選手ほど資金はかからないわけですから、ドラフト戦略を変えてもっと育成も含め多くの有望株をゲットしなくてはならないはずです。
来てみなければわからない外国人選手やヤクルト再生工場に頼りっきりにせずに、地道にドラフトで入団した選手の育成に力を入れて将来の山田哲人や村上を育てるのが重要かと、思います。

11月11日の四国IL愛媛とヤクルトの練習試合で奥川投手が先発し、3回を投げ2奪三振、無失点、という報道がありました。
2021年のミニブレーク以来立て続けの故障で本当にこの選手はプロでやっていけるのか、という大きなクエスチョンマークがついた奥川選手ですが今度はどうなんでしょう。期待しすぎることなく静かに見守りましょう。

ヤクルト関係では二軍が本拠地を埼玉戸田から茨城守谷に移転する旨の報道もありました。
ファームの環境を良くし未来の燕戦士の育成に池山二軍監督以下頑張っていただきたいものです。
そういえば上記の愛媛との試合で愛媛の先発は引退試合ということで正田樹氏が投げたようです。正田氏は退任した尾花コーチの代わりに二軍投手コーチに就任する予定です。

上記数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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