蟹は甲羅に似せて穴を掘る?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」ということわざがあります。蟹は自分の大きさに合わせて穴を掘るところから人はその身分や力量にふさわしい言動をしたり、望みを持ったりするということのたとえです。
これはそれほど良い表現ではありませんが、逆にヤドカリのように自分の成長に合わせてどんどん大きな貝に移り住む、なんてこともあり、人も大きな目標を与えられると今までの自分の殻を破って大きく成長するなんてことがあります。

ヤクルトの村上選手はその良い例です。
2019年に184三振を喫し三振王となった村上選手ですが、2020年開幕から20歳で4番という大きな舞台を与えられると、4年目の21年には本塁打王、22年には見事三冠王に輝いたわけです。
村上選手がどんなに不調に陥っても高津監督はヤクルトの4番打者という大きな責任を村上選手に与え続けてついに史上最年少での三冠王なんてとんでもない栄光をゲットしたわけです。
今シーズンは若き三冠王に対しセリーグの投手たちの徹底的な攻めに合い、それに打ち勝てなかったわけですが、まだまだ若い23歳、来期のリベンジ期待です。

そのような意味で驚くような進化を見せたのが阪神の岩崎投手です。
岩崎投手は国士館大卒、2013年のドラ6の32歳です。
入団から3年は先発メインで11勝19敗と結果を出せずに中継ぎに転向。
私の印象では可も無し不可もない平凡な中継ぎ投手だったイメージがあります。
20年・21年にセーブ王となった守護神スアレスの前を投げる中継ぎの一人という感じでした。そのスアレスが米国に凱旋帰国すると22年に矢野監督は岩崎投手をクローザーに任命したわけです。
岩崎投手の成績は
21年は62登板で3勝4敗、1S、41H、2.65だったわけですが、
22年は57登板で1勝6敗、28S、11H、1.96
23年は60登板で3勝3敗、35S、12H、1.77でセーブ王、阪神の日本一にも貢献したわけです。
岩崎投手の場合は30歳を過ぎて守護神スアレスが突如いなくなってクローザーになったという、会社でいえば上司のやり手部長が他社に引き抜かれたので急遽係長の自分が部長に抜擢されて、周りでは結構「あいつで大丈夫?」なんて見られていたのがバリバリ成果を上げて部の成績を社内トップに持ち上げた功労者、なんて感じでしょうか。
村上選手は来年の復活、岩崎投手は来年も不動のクローザーの地位を維持できるか。特に阪神では桐敷投手とか湯浅投手とかクローザーの地位奪取を狙う若手ライバルが目白押しです。

上記数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。