外国人選手
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
様々なスポーツが世の中にあります。そのうち団体競技というものがあり、これは複数の選手がチームを形成し、他のチームと対決するものです。柔道・フィギュアスケートにも団体戦なんてものがありますが、これはあくまで個人戦の延長で近年に派生したもので競技の神髄は個人戦にあります。
逆に野球やラグビーのようなチームでしか争えないスポーツと本来個人競技である長距離走に日本特有ですが駅伝という大変人気のあるスポーツがあります。特に長距離走界では圧倒的な能力の強さを示すアフリカ出身の選手を高校や大学から留学生として一員に加え、駅伝でリードを奪うというのが今や普通になっています。山梨学院大が昔アフリカからの留学生をチームに加え旋風を巻き起こしたのが初めでしょうか。チームスポーツですから一人図抜けた選手がいてその区間で何人抜きしても他の選手が弱いと結局優勝できないなんてことはままあります。
そういった中で箱根駅伝なんて見ているとほとんどのチームにアフリカ系の選手が登場しますが、駒大・青学大・早稲田大には外国人選手はいません。これは大学の方針もあり、かつ外国人留学生を受け入れるということはそれなりのルートも必要で、かつ言葉や習慣の違いなど受け入れ態勢も半端なものではないのでしょう。
ラグビーの大学選手権が年末恒例で行われていますが、準々決勝で早稲田大学は京都産業大学に一方的に打ち破られました。印象的だったのは京産大の外国人留学生?がその巨体・馬力でオール日本人の早稲田の選手を次々に弾き飛ばしてトライを挙げたシーンです。
ラグビーのワールドカップもそうですが、日本チームも外国ルーツの選手を増やしてきましたが、なかなかレベル的にもパワー的にも世界に伍して、というわけにはいかずベスト16で大健闘というところです。
そこでプロ野球です。今やNPBに外国人選手は必須となっています。その昔巨人は「純血主義」なんて言っていましたが、今や外国人選手を規定数以上に抱え、余裕のある球団は育成契約に何人も遊ばせるなんて状態です。我がヤクルトも昔から選手層が薄い、しかしそれほど資金もない、なんて状態で外国人2人制を取っていましたが、近年はそもそも外国人選手の出場選手登録枠が増えたこともあり、来期は6人の外国人選手を支配下に置き、出場できるのは4人までですから順次調子の良い選手を一軍で使っていくという方針のようです。
駅伝やラグビーの外国人選手で出場してくる選手はそれなりに日本人選手を圧倒するだけの力を持っています。それに比べると特に近年NPBに所属する外国人選手がそれほど日本人選手を圧倒するほどの能力・パワー・技術を持っているかというと疑問です。昔ブーマーやバースが三冠王を取った時代とは違い、 ⓵日本人選手のレベルも上がり⓶MLBの年俸が爆上がりし且つ円安でNPBの年俸がメジャーリーガーには魅力がなくなってきた⓷MLBが30チームに増え優秀な選手に対する需要が旺盛、等々の理由でなかなか現役バリバリのメジャーリーガーがNPBに来る例が減ってきていることもありそうです。
日本に来た方が良い環境・条件で選手生活が送れるアフリカ系陸上長距離選手とトップクラスは必然的にイギリスやニュージーランドでプレーするラグビー選手と様々です。
花巻東高のスラッガー佐々木臨太郎選手がMLBの可能性も求めてあえて米国の大学への留学を目指しているのも大谷選手の大活躍と超大型契約に刺激されてのものかと。
上記の競技に限らず日本のスポーツ界には多くの外国人選手が登場します。これだけスポーツのバリエーションも増え、グローバル化が進む中でこれは必然の成り行きかもしれません。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています