ドラ4鈴木

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

キャンプインまで1週間となり、ヤクルトも一軍メンバーの発表もあり、これから更にサバイバル競争が続くわけです。
そういった中、ルーキーの鈴木叶捕手(17歳)がアピールしました。
戸田球場の自主トレフリー打撃で140Mのバックスクリーン直撃のモンスター弾を2発、さく越えを10発と大爆発した、ということです。
ドラ1の西舘投手やドラ3石原投手の大卒即戦力投手の筈が故障でキャンプ二軍スタートどころかスタートも切れておらず精彩を欠く中、ドラ4高卒捕手が輝いています。
フリー打撃でいくら打っても実戦で打てるかは別物です。プロとしてスタートしたばかりの当然即戦力ではなく数年後の成長期待の選手です。しかしバッティングで飛ばす力というのは打者として重要なポイントです。
この鈴木捕手の動向は今後要チェックです。

さてドラフトで指名された選手には当然色分けがあります。
ドラ1・ドラ2・ドラ3と契約金・年俸でも差がつけられます。大卒と高卒でも差がつけられます。
当然ドラ1は球団の最大の期待を浴びて入団するわけです。
オリンピックのメダルではありませんが、ドラ2・ドラ3と期待度は落ちていきます。ドラ3とドラ4の間にも溝があるように思えます。
実際昨年のドラフトでもドラ1からドラ3までは即戦力という名目で大卒・社会人経由の3投手が指名されドラ4はこの高卒捕手の鈴木選手でした。入団の契約金は1位の西舘投手が9千万円、2位の松本投手が7千万円、3位の石原投手が5.5千万円、4位の鈴木選手が3.5千万円ときっちりメリハリ利かせています。
事程左様にドラフト上位指名と下位氏名では入団時にくっきりと差別化されるわけです。
しかしプロ入り後は当然ゼロスタートの競争になり、ドラ1も下位指名も関係なくなります。
メジャーに行った千賀投手はなんと育成上がりですし、山本由伸投手はドラ4だったわけです。

それではヤクルトの下位指名(ドラ4以下)を見てみましょう。
近年下位指名で活躍しているのは2019年ドラ5の長岡選手、2017年のドラ4塩見選手・ドラ5宮本丈選手、2016年ドラ5古賀捕手、2015年ドラ5山崎選手位でしょうか。皆さんいずれもまだ現役で最終結論(名選手と呼ばれる大物になれたかどうか)はこれからの彼らのプレー次第です。

それではヤクルトのドラフト下位指名のレジェンドを見てみましょう。
2003年ドラ4の青木宣親はまだ現役ですが歴史に残るビッグスターの一人です。
2000年ドラ5の畠山和洋は2015年優勝時の4番で打点王です。
1993年ドラ4の石井弘寿は五十嵐亮太と「ロケットボーイズ」と呼ばれ11年間で339登板、27勝15敗、55S、2.66の成績を挙げました。
もっとさかのぼると更なる下位にも大物がいます。
1970年のドラ10の杉浦亨外野手はヤクルト初優勝時の不動の6番打者(クリーンナップは若松・マニエル・大杉です)後には4番打者も務めました。
1969年のドラ7は大矢明彦捕手です。名捕手でその伝統が古田・中村に継がれています。のちにDeNAの監督も務めました。
1967年のドラ5は松岡弘です。1968年から85年のヤクルトがセリーグのお荷物だった(1978年に一度優勝していますが)時代の金田正一無き後の大エースでした。弱いヤクルトで191勝を挙げました。
他にもドラフト下位指名のレジェンドは何人もいますが、ここで言いたいことは下位指名なんて関係ない、プロは実力勝負、ということです。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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