仲良しグループ
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
NPB選手は基本2月から11月までの10か月は完全に球団に拘束されますが、12月・1月はフリーです。
しかし体が資本の選手たちですから、毎日飲み歩いたり、遊びまくっていると、2月のキャンプインで途端に
つけが回ります。
自分のポジションが確保された大ベテランならばともかく、二軍や一軍半の選手たちや一軍当落線上の選手たちは
このオフにも故障を直したり、筋トレ・走り込み・投げ込みで、サバイバル競争を勝ち抜くために必死の努力を
するわけです。
11月20日にヤクルトも秋季キャンプを終えましたが、打ち上げで高津監督は「12月1月も鍛錬を忘れないように」と
釘を刺していました。
そういった中でも12月は疲れ休みの期間として、1月からは皆さん自主トレを始めます。
今年ドラフトで指名・入団したルーキー達は全員集められて合同自主トレなんて言う、全然自主的でないトレーニングを
やらされたりします。
コロナ前はよくロスの青木選手の別宅?で青木組の若手野手陣がこれは本当の自主トレをやったり、山田哲人は
仲の良い?川端あたりと松山で自主トレをやりつつ、リハビリのためという名の温泉三昧なんてこともやっていました。
今年は早速ルーキーの丸山外野手が青木に弟子入りしたなんてニュースもありましたが、ちょっと驚いたのは
中村悠平捕手の松山の自主トレに古賀捕手・内山壮捕手が参加するのはともかく、日ハム伏見捕手・阪神坂本捕手・
ロッテ松川捕手も参加して中村塾状態ということです。
しばらく前からトレードで移籍した選手が古巣の選手と自主トレしたりはよくありましたが、最近はチームの違う
仲の良い?同士で自主トレしたり、最近は一流選手に教えを乞う形で行う自主トレなんてのもちらほら出てきました。
中村捕手に若手の古賀捕手や内山壮捕手という組み合わせはまだわかりますが、伏見捕手はFAで日ハムに移籍した32歳、
坂本捕手はプロ7年目の28歳です。今更中村捕手に教えを乞う立場でもないような、、、
確かに中村捕手のリードには長足の進歩がみられ、それは今年のヤクルト投手陣の数字にも表れています。
ヤクルトはノムさん・古田捕手からの中村捕手というID野球を引き継ぐ系譜があります。にしてもです。
昭和の大スター選手に言わせると、「昔は皆がライバル。同じチームの選手にも教えるなんてことは無い。
ファーストベースで一塁手と笑いながら話すなんてありえない。ましてや他球団の選手と一緒に
自主トレするなんて」という、12球団総仲良しシンドロームに苦言を呈しています。
どうなんでしょう。12球団の全選手はNPBという一つの団体を形成するある意味同僚です。
そういった中で選手たちは基本一年契約で、簡単にオフになると首を切られる存在であり、
同球団内でもライバルがいてその選手が優れていると自分が戦力外となるリスクもあるわけで、
そういった中で仲良しごっこも限界があります。
青木や中村のように球団内の自分のポジションが安定しており、将来の指導者の道も見えていればこその
「青木塾」であり「中村塾」のような気がします。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています