侍J 栗山監督

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

侍ジャパンの稲葉監督が東京オリンピックの金メダルを花道に勇退、再就職先として古巣の日ハムのGMに就任。
目立ちたがりの新庄新監督とうまくやれるのかと若干心配ですが、プロ野球選手もうまくやると高級官僚なみに
次々と仕事を渡り歩けるようです。
不思議なのは稲葉氏が侍J監督から日ハムのGMに昇格?した一方、日ハム監督を退任した栗山監督が
侍ジャパン監督に横滑り?したことです。

なんなんでしょう。侍ジャパンサイドと日ハムが何か協定を結んでいる、わけないですよね。

侍ジャパンというか、野球の国際大会におけるオールジャパンの監督は初めはアマサイドから選ばれていましたが、
2003年のアジア大会で長嶋茂雄氏が監督を務めて以降、オールジャパンの監督はプロ球界の大物が務める
半ば名誉職のような感じになりました。

長嶋氏以降では中畑清・王貞治・星野仙一・原辰徳・山本浩二・小久保裕紀・稲葉篤紀と続きます。
それまでは中畑を除いては一応球界のレジェンド的な大物が監督を務めましたが(中畑氏は長嶋監督が脳梗塞で倒れたため、
ヘッドコーチだった中畑氏が代理で監督を務めたもの)直近では小久保・稲葉と監督経験がないままの監督就任です。
稲葉氏などは侍Jのコーチからの監督就任という日本的な年功序列式の就任でした。

小久保監督からは侍ジャパンが常設されたために、それまでの名誉職的なものから、(給与的なこともあるでしょうし)
比較的若くて小回りの利くという人事だったのでしょう。
その小久保監督が2015年のプレミア12は3位、2017年のWBCはベスト4止まりと結果を出せずに解任され、内部昇格の形で
監督に就任した稲葉氏が2019年プレミア12・2021年東京オリンピックと立て続けて優勝し、一躍大監督的な存在になり、
今回の日ハムのGM就任です。

一方の栗山監督は日ハムの監督を10年務め、その間2度のリーグ優勝、内1度は日本一とまずまずの成績でしたが
ここ3年連続してリーグ5位と低迷した挙句の、日ハム監督退任からの侍J監督です。
ご存じない方も多いかと思いますが、栗山氏は元はヤクルトの選手でした、東京学芸大という野球とはあまり縁のなさそうな
大学から社会人を経てドラフト外でヤクルトに入団、イケメン外野手として人気がありましたが、
病気(メニエル病)と怪我で29歳で引退しました。84年~90年の現役生活で.274、7本塁打、67打点の通算成績です。
そういえば、稲葉GMも元ヤクルトの外野手でした。
こう見ると元ヤクルトの選手が現役引退後も指導者として活躍している例は多いようです。
今度元ヤクルトの指導者を調べてみましょう。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。