大相撲がまたまたカオス

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

大相撲九州場所が終わりました。
最後は28年ぶりという三つ巴戦となり、またまた平幕の阿炎が優勝と成りました。
7月場所の逸ノ城(前頭2枚目)、9月場所の玉鷲(前頭3枚目)に続き11月場所(九州場所)も
前頭9枚目の阿炎の優勝と3場所続けて平幕優勝となり、横綱・大関は何をやっているの、という状況です。

今年の6場所を見ても、初場所が関脇御嶽海、3月場所が関脇若隆景、5月場所が横綱照ノ富士とまだよかったのですが、、、
年6場所中3場所が照ノ富士・逸ノ城・玉鷲とモンゴル人力士に相変わらず席巻されているわけです。
初場所優勝して大関に昇り横綱の期待も高かった御嶽海は5月場所で怪我もあり6勝9敗と負け越し、
7月場所は2勝5敗コロナで8休でしたが、コロナ特例で大関に残留出来ましたが、9月場所に4勝11敗と負け越し
大関陥落、二けた勝利すれば大関に復帰できたこの11月場所も6勝9敗と負け越し来場所は小結でしょうか。

というわけで今場所は1横綱(照ノ富士全休)、2大関(貴景勝12勝3敗、巴戦で阿炎にあっさり敗れる、
正代6勝9敗で大関陥落)というラインナップでしたが、貴景勝が優勝決定の巴戦に出場した以外には
大関復帰を目指した御嶽海も含め上位陣のとほほぶりが目立ちました。

今場所好成績を収めれば大関昇進もありだった今年の年間最多勝の関脇若隆景も8勝7敗で、大関昇進は
振り出しに戻りました。
一人横綱の照ノ富士も優勝1回は良いとして、3月場所は3勝3敗9休、9月場所は5勝5敗5休、
11月場所は全休と一人横綱の責務は果たせていません。もともと悪かった膝がどうにもならんようで、
手術して復帰は未定というか、復帰できるのか、という状況です。

3月場所から3大関となり、まあ形はできましたが、年明けは一人大関のとほほです。
残った貴景勝も押し相撲しかできず、首とかいろいろと痛めているため、なんとか大関にしがみつきたいのか、
立ち上がりに変化を見せたり、突っ張りは良いのですが、格下の対戦相手の頬をばちばち張り手をかますなど、
大関の品位のかけらも見られない荒い相撲で何とか大関に残っている体たらくです。

この大相撲の惨状についてはこのブログでも度々書いているわけですが、第一にサッカーとかゴルフとか
スケートボードとか若者が「かっこいい!」と思い且つお金になるスポーツが出てきて、アスリートとして優秀な子供が
他の道へ進む(これは野球業界も同様の悩みです)人材不足に加え、モンゴルを始めとする世界各国から
体格的にも運動能力にも優れた若者が大相撲に参加し、一時白鵬をトップとするモンゴル三横綱が牛耳っていた間は
まだそれでもモンゴル独裁にせよそれなりに落ち着いていたのですが、三横綱が引退するともうカオスです。

もう一つの大きな要因は「ガチンコ相撲」です。要は八百長や手加減せず、まともに相撲をするということです。
昔は「大関互助会」なんてものもあって、大関はお互いに星を融通し合って大関陥落を免れる、
大関が15日間皆勤して負け越すなんて昔はあり得ませんでした。大関に拘わらず昔は皆さん「ごっつぁん相撲」
なんてものもあって千秋楽に7勝7敗の力士は大抵勝ったものでした。

それが八百長の効かない「ガチンコ相撲」になり、プラス力士の大型化も拍車をかけ、力士の怪我が圧倒的に増え、
照ノ富士の膝もそうですし、御嶽海の大関陥落もケガが原因で、特に他の力士が目の色を変えて向かってくる
横綱・大関が本来堂々と受けて立つ相撲をしていると故障につながるわけです。

相撲協会もいつまでも「国技」だとか「品位」なんてことは横において、プロレスのように見せるスポーツ化し、
横綱・大関の優遇制度も止めて、毎場所どんどんポジションが動くようにし、年に一回くらい、
日本人力士対外国人力士なんてトーナメントを野球のオールスターのように大々的ににやったり、
色々と工夫していかないと興行として立ち行かなくなります。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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