菅野がクローザー?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

巨人の菅野投手を来期はクローザーに据えるというプランがあるようです。
菅野投手のような大変な実績のある先発投手を抑えに持ってくるというのはどういうことでしょうか。

普通監督や首脳陣は投手陣をまず先発ローテーションから組み立てていくのではないでしょうか。
先発ローテーションは取り合えず6人必要です。しかし初めの6人でシーズンが通せるなんてことはありえません。
調子を落として先発に使えなかったり故障したりで、登録抹消しファームで調整とかけがの回復に努めなければならないことがシーズン中には何度も訪れます。連戦が続くと6人の先発では足りないということも何度かはあります。
このようなことに備えて最低でも2~3人の先発予備軍は必要になります。ただしこの先発予備軍は初めは中継ぎに回ったり二軍で調整とか様々なパターンがあります。

この先発陣の組み立てができれば、次はブルペン陣の組み立てです。
基本クローザーは固定されているはずですが、ヤクルトのバーネットやマクガフ、更に阪神のスアレスのように外国人選手は日本で大活躍すると途端にMLBに錦を飾ろうとします。(もちろん大幅な年俸アップがもれなくついてきます)
そうなると翌年はその球団は内部昇格で賄おうとするわけです。2016年のヤクルトは石山。2023年は田口。2022年の阪神は岩崎が新守護神となりました。これらの投手は中継ぎ陣の一角を占めていたわけですから、当然もう一枚中継ぎ投手が必要になります。23年のヤクルトはマクガフの抜けた穴を新外国人のケラで補おうとしましたが、これが全く機能せず、苦し紛れ?の田口クローザーでした。田口は最終阪神の岩崎とセーブ王を争ったわけで、怪我の功名だったわけですが、その分中継ぎ陣のコマ数が足りなかった印象はあります。

さて巨人に戻ります。菅野投手は2013年緒ルーキーイヤーから巨人の先発の柱として活躍、数々のタイトルを取りましたが、17年・18年には沢村賞を受賞。特に18年は沢村賞の受賞基準の7項目すべてをクリアーするパーフェクト受賞でした。このパーフェクト受賞は11年の田中将大以来の偉業です。
このような先発の大投手がキャリア終盤で中継ぎに回るということはレアケースです。
プライドもあるでしょう。先発専業投手がいきなりクローザーなんて務まるものでしょうか。
ヤクルトの高津投手も2年目に23登板中11先発した以外はそのキャリアで先発は4回のみです。

巨人もクローザーだった大勢投手が今年は故障で戦列を長期離脱したことと外国人投手が今一頼りにならず、苦肉の策としての菅野クローザー案でしょうか。来期どうなるのか興味深いところです。

上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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