なぜ神宮では弱い?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

これまでのところヤクルトは大健闘していて日本一はともかく、セリーグの優勝争いをするレベルにはいます。
まだ消化数が少ないので一概には言えませんが昨年までのヤクルトと大きくと変わっているのがヤクルトの投高打低です。
チーム打率.231はセリーグの5位、一方チーム防御率2.83はセリーグの1位です。
これについては今後も検証していくつもりですが、もうひとつ面白いのは「ヤクルトは神宮では弱い」という現象です。
ヤクルトはここまで神宮で7カード行って勝ち越したのは4月30日のDeNA戦の1勝0敗(この時は2試合が雨で中止)と
先日のDeNA戦の2勝1敗で、4カード負け越し1カードは1勝1敗の分けで2カードが勝ち越し。トータルで7勝11敗です。
神宮以外では19勝6敗1分けで大きく勝ち越しています。
まだまだシーズンの3割程度の消化ですので決めつけるわけにはいきません。たまたま神宮のカードではチーム力が
落ちていたとか、ローテーションの谷間にぶつかったとか。ということもありえます。
それにしても極端な数字です。

あくまで一般論ですが、普通は本拠地では強いはずです。
⓵自チームへの応援が多い
⓶球場の特性に精通している(グラウンドやマウンドの形状・状態、風の特徴とか)
⓷選手は自宅から通えてリラックスできる
⓸遠征の移動による疲労が無い
等がホームゲームのメリットとして考えられます。
(⓵は今年も声を出しての応援は禁止なので、ちょっと弱いかと。)

もう一つ神宮がホームということで良く言われるのが神宮は狭いのでホームランが出易く、投手にとって不利、ということです。
ヤクルトが伝統的に打高投低だったのには神宮を本拠地としていたことも理由として考えられます。

昨日まででヤクルトは26勝17敗1分けですが前述しましたように神宮では7勝11敗、他の球場では19勝6敗1分けです。
もしかするとヤクルトが今年投高打低であることと神宮でホームランが出易いことが関係があるかもしれません。
そこで神宮の試合での相手チームも含めたホームラン数と神宮以外でのホームラン数を出してみました。
神宮 18試合で33本塁打(1.8本塁打/試合)
神宮以外26試合で45本塁打(1.7本塁打/試合)
似たような割合でホームランは出ています。
ちなみに神宮と並んで本塁打が出易いと評判?の東京ドームでの巨人戦では2カード6試合行われ13本塁打が出ています。
これは多いですな。巨人戦でヤクルトは神宮で0勝3敗、ドームで5勝1敗です。
現在ヤクルトのチーム本塁打数は40本で巨人(50本)に次いでセリーグの2位ですから、必ずしも本塁打数がこのヤクルトの
神宮苦手の原因とは言えない気もしますが、もしかすると好調ヤクルト投手陣は神宮に来るとホームランを警戒するあまり
投球を乱している、なんてことはあるかもしれません。
昔はホームで強くビジターで弱いチームを「内弁慶」なんて揶揄していたこともありました。
今年のヤクルトは「外弁慶」です。
本当のところは分かりませんし、たまたまかもしれません。今年も進んでいくにつれこの傾向が変わる可能性もありますが、
今のところ言えそうなのがヤクルトが神宮で弱い事の一因は今年のヤクルトの投高打低が関係してるんじゃないか、
ということです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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