クライマックスシリーズ不要論?

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

10月25日の日経新聞スポーツ欄に「「CS不要論」にみる成長の壁」という記事がありました。
この中で筆者はMLBとNPBのポストシーズン争いの違い、両国の国民性の違いまで言及し、結論としては米国ではプレーオフに関し特に問題にならないのに比べ、日本ではシーズンで1位になったチームが必ずしも日本一を決める日本シリーズに出場できないのは問題であるという議論が出てくるのは「娯楽に関しても公平性にこだわる日本人の潔癖で真面目な国民性」と結論付けています。

MLBでは「レギュラーシーズンはプレーオフの予選の意味合いが年々強まっているようだ」とも述べています。
以前にもクライマックシリーズに関して何度か考察したことはありますが、私の考えはやはり半年に亘るシーズン公式戦で最高勝率を収めたチームがリーグの優勝者として日本シリーズで日本一決定戦を行うことが正当であるように感じます。
しかしプロ野球がエンターテインメントである限り、様々な形で我々ファンに楽しい企画を提供してくれることも正しいし、NPBが営利団体である限り利益(収入)を追求することもまた正しい気がします。

また考えてみれば日本シリーズはどちらかが先に4勝すれば終わります。これで日本一です。だとすればその日本一決定戦に出場するチームも6か月143試合で決定するのではなく、公式戦で数チームの勝ち残ったチームが短期決戦で日本シリーズ出場チームを決めるのも、ありのような気もしてきました。

サッカーのワールドカップも予選はリーグ戦ですが、その後はトーナメント方式で一度負ければ終わりです。
考えてみれば多くの競技で一発勝負というのが割と当たり前になっています。
2010年のロッテのようにシーズン3位からクライマックスシリーズを勝ち上がって日本一になったケースは最高のドラマでした。この時のパリーグ優勝チームのソフトバンクのファンにしてみれば面白くない、ということなのでしょうが、これこそがプロ野球のドラマ性を体現したようにも思えます。
今年のクライマックスシリーズはシーズンぶっちぎりで優勝した阪神とオリックスが横綱相撲で日本シリーズに駒を進めました。だからと言ってクライマックスシリーズ不要、という話にはならないと思います。

上記数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています

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