ピッチクロック
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
MLBが今年から採用しているピッチクロック制度です。試合時間短縮ため投球間隔に制限時間を課したものです。そのピッチクロックですが今年20秒だったものが来年は18秒にさらに短縮されることが決まったようです。これは塁上に走者がいる場合の時間制限で、走者がいない場合の15秒という制限は変わらないようです。
NPBではこのピッチクロック制度の導入は議論されこそすれ、まだ採用にはならないようです。
NPBの試合は今年は12回で打ち切りでした。しかし特に後半に投手がどんどん入れ替わったりして今年のNPBの試合時間の平均は3時間13分ですが5時間を超える試合もままありました。ナイターの開始時間は6時半が一般的ですから終了時間が12時近くになるわけです。そうなると観客は帰りの電車がなくなったり翌日学校がある小中学生なんか大丈夫でしょうか、と心配になってしまいます。
中には好きなチームの試合ならばいくらでも見ていたい方も多いとは思いますが、映画でもコンサートでも2・3時間で納めた方が精神衛生上もよい気がします。そのような意味で平均試合時間が3時間13分というのはまあまあです。しかし5時間超なんてアウトです。
さて世の中の様々な競技にはいろいろな意味で時間制限なんてものがあって、その競技がエンドレスにならないよう制限を加えているわけです。
長時間の熟考がある意味持ち味の藤井8冠の将棋でも持ち時間というのがあってそれをオーバーすると早指ししなくてはならないというペナルティがあります。
ラグビーやサッカーはトータルの試合時間で縛られています。プロレスでは時間無制限一本勝負なんてたまにありますが何時間も延々と戦うなんてことはまずなく1時間以内で決着がつくようです。
カーリングはトータルのチームの持ち時間と1投1投の投球にも制限時間があるというダブルの時間の縛りもあります。作戦タイムにも制限時間が課されています。
駅伝などでは遅れたチームは制限時間を超えて襷リレーができないと白襷での見切り発走が課せられています。駅伝なんて一般道をブロックして行われるわけで、エンドレスに遅延を認めると一般の車両の通行に大変な迷惑をかけるわけで、それを回避するための措置でもあります。
先場所の大相撲で大関の豊昇龍が立ち合いを必要以上に遅らせ相手をじらすというある意味卑怯な手を使って序盤戦を有利に勝ち進んでいたところ、審判団から注意を受け、途端に負けが込んで優勝戦線から脱落なんてことがありました。
そこでピッチクロックです。今まで自分のペースで投げていたNPBの投手にとって制限時間以内に投げなさい、必要以上に牽制してはいけないとか、となると途端にペースを乱してばたばたになることも想定されます。
世の中も以前はコスパ一辺倒がタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する傾向が強まっています。
「時は金なり」です。
上記数字は各選手個人のWIKIPEDIA 及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています