ベストナイン

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

ベストナインの発表がありました。
優勝したチームの恒例ですがヤクルトからは中村捕手・山田二塁手・村上三塁手・塩見外野手の4人が選出されました。
山田・村上選手はともかく、中村捕手と塩見外野手はヤクルトが優勝していなかったら選ばれていたかは微妙です。

このベストナインは先日のゴールデングラブ賞と同様マスコミのスポーツ担当記者による投票で決まります。
この投票において誰が誰に投票したかなんて公表されないため、得てしておかしな票が入ります。
ヤクルトファンとしてびっくりなのが外野手部門で荒木選手に1票が入っていることです。
特に今年の荒木選手は67打席で.200、0本塁打、5打点と基本打者としてはトホホな1年で、守備固めでユーティリティー
ぶりを発揮しました。先日年棒更改し2021年の2500万円が2600万円にアップしたということでびっくりしたばかりでした。
ヤクルトのサンタナも同じように1票でした。今年のヤクルト優勝の原動力の一人は間違いなくサンタナでしたが、
申し訳ありませんが、今年のヤクルトに荒木選手がいなくても何か差しさわりがあったとは思えません。
外野手部門の受賞者は前述の塩見選手・広島の鈴木誠也選手・阪神近本選手です。
4位5位もDeNAの佐野選手とオースティン選手です。
他にも外野手部門では阪神の陽川選手とか広島の松山選手なんかにも1票が入っています。
ベストナインとかゴールデングラブ賞が人気投票と言われる所以です。
ヤクルトや阪神や広島の担当記者が入れたのか、そもそも彼らの個人的なファンなのか。
このような投票行動がベストナインやゴールデングラブ賞、ひいては新人王・MVPをゆがめます。
受賞した選手も自分が本当の実力で選ばれたのか、自分やチームを応援する記者が多かったのか、
はたまたベストナインの実力ではなかったのにたまたまチームが優勝しその中で頑張っていたからなのか、
受賞選手も戸惑うはずです。

三塁手部門では村上選手246票、巨人岡本選手59票、阪神大山選手1票でした。
村上選手は本塁打王を取り、ヤクルト優勝の大きな原動力になったので、受賞自体は妥当です。
しかし2年連続で2冠王だった岡本選手とは大きく差が開いており、やはり優勝ということが
大きく村上選手を押し上げたのかな、と思いますが。
ここでも阪神大山選手に1票が入っています。どこをどうすれば、村上選手や岡本選手より
大山選手の方がベストナインにふさわしいなんて理屈が出てくるのか。

遊撃手部門では西浦選手にも1票は言ってます。受賞者は巨人坂本選手で(157票)、阪神中野選手(121票)、
広島小園選手(26票)に続いての1票です。
余程ヤクルト優勝がうれしくてヤクルトの選手すべてに1票入れた記者かもしれません。

このベストナインもNPBでは大きな表彰項目です。ゴールデングラブ賞でも言いましたが、このベストナインを受賞すると
選手のキャリアの大きな勲章になるわけですから、このように記者たちのいい加減な思いで投票することにより、
ベストナインの権威が損なわれていくことにNPBは気づくべきです。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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