ヤクルトの得点

おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。

今年のペナントレースでヤクルトは見事2015年以来6年ぶりのセリーグ優勝を飾ったわけです。

勝因はメインなところでは⓵強力打線、⓶格段にアップした投手力という感じですが、
ちょっと各数字を見てみましょう。

前述の得点はヤクルトが625得点でセリーグ1位、2位はDeNAの559得点でした。6位は中日の405得点。
失点はヤクルトは531失点で3位、1位は中日で478失点。6位はでDeNAの624失点。
本塁打はヤクルトが142本塁打で2位、1位は巨人の169本。6位は中日の69本。
盗塁はヤクルトは70盗塁で2位、1位は阪神の114盗塁、6位はDeNAの31盗塁。
打率はヤクルトが.254で3位。1位は広島の.264、6位は中日の .237
防御率はヤクルトは3.48で3位。1位は中日の3.22、6位はDeNAの4.15 でした。

面白いですね。
投手力は中日がNo1です。柳 2.22 防御率1位、大野 2.96、3位、小笠原3.64、6位と規定投球回数に達した
(ヤクルトは0)3先発トリオを抱えているので納得です。
広いバンテリンドームをホームグラウンドにしているというメリットもあるのでしょう。
ヤクルトは失点も防御率も3位でした。昨年までのダントツ最下位の投手力からのアップです。
高津監督・伊藤コーチ・尾花コーチの成果です。規定投球回数到達0での3位です。
高津監督以下の投手マネジメントがいかに優れていたかの証左です。
もともと2015年の優勝時以来リリーフ陣には定評ありましたが、一流とは言い難い先発陣を
うまく回した(ローテートした)作戦勝ちでした。

本塁打は岡本・坂本・丸・ウィーラー・大城・松原が10本塁打以上打った巨人に対し村上・山田・サンタナ・
塩見・オスナと張り合っていますが、トータルで負けています。
中日の最下位はバンテリンドームの問題だけではなく、そもそもビシエドの17本塁打がチームのトップ
という大砲不在から来てもいるわけです。このオフの立浪監督のチーム強化ポイントの最大の
補強点が大砲の獲得です。

盗塁は中野(30盗塁)・近本(24)を抱えた阪神の独り勝ちです。
ヤクルトは塩見の21盗塁と村上の12盗塁と頑張りましたが(そういえば村上のパーフェクトスティール
(一出塁で二盗・三盗・本盗塁を達成)は見事でした。)、トリプルスリー3度の山田が4盗塁のとほほでした。
それまで30盗塁超えの常連だった山田ですが、昨年下半身不良?からの8盗塁とはっきり足では衰えを見せています。
二塁打もそれまでほぼ毎年30本以上打っていたのが、昨年17二塁打、今年18二塁打と積極的に二塁を窺う
気持ちも弱くなっているようです。
それにしてもDeNAは走りません。ラミレス監督が走ることに力点を置いていなかったスタイルが三浦監督になっても
変わっていません。

それでは本題の打率・得点です。
チーム打率では広島・DeNAに負けています。ヤクルトの打率トップがなんとびっくり、中村の.279(12位)です。
3割打者無しでの3位は逆に言えば立派です。
今年は3割常連の山田.272、青木 .258に加え、前年に3割達成した村上も打率が上がりませんでした。 .278
それにも拘わらず、チーム打率3位ということは塩見の頑張り.278 サンタナの終盤の爆発.290、最後息切れしましたが
オスナも頑張りました。 .258 3割打者はいませんが、全体的にまあまあの打率(.250以上 .300未満)の打者が
揃っていたということが、得点の高さにもつながります。上位から下位までまんべんなく得点できるというチーム力です。

以上、今年のヤクルトは村上は別格として投手陣も野手陣も平均的に良かったというチーム力がもたらした
優勝であると思います。
来年に向けてこの平均力を更に上に上げることがヤクルト第2期黄金時代をの元となります。

上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています

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