ヤクルト今年は何が良かった?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
プロ野球のシーズンも折り返しの長期オフに入ったところで、いろいろと今年のヤクルトを検証してみたいと思います。
セリーグはAクラスとBクラスがくっきりと分かれ、戦前に評論家の大先生たちが圧倒的に最下位候補と予想していた
我がヤクルトスワローズは首位阪神と2.5ゲーム差の3位と大健闘しています。
一時ぶっちぎりの首位だった阪神の勢いに陰りが見え、巨人は相変わらず滑ったり転んだりでもたついている中、
4位以下のチームを食い物にして、じわじわと上げてきています。
去年と何が違ったかというと、オスナ・サンタナの新規加入外国人選手が期待通りの活躍をしていること。
(外国人選手が期待通りの活躍をすること自体珍しい話です)
この両選手によって村上の後の打線がぐっと引き締まりました。
田口の加入、奥川と高橋の成長、石川の復活によって先発投手陣の層が厚くなり、試合を作れるケースがぐっと増えました。
山田哲人が昨年の絶不調から脱してホームラン・打点で同僚の村上・巨人岡本とトップ3を争う活躍を見せています。
塩見の成長による1番打者の固定も大きなポイントです。
山田・村上の両大砲に加え両外国人によって、先発投手がそこそこ試合を作れば打線がカバーできるという
ヤクルト本来の姿を取り戻してきたのが前半戦までのプラス点です。
実際にチーム打率がセリーグで3位、チーム防御率が4位、本塁打数が2位、366得点は1位、51盗塁は2位タイ、
55犠打はトップタイですから、3位という位置も妥当に見えます。
良い事ばかりなら、今頃首位を走っているわけで、現在までの誤算・問題点もピックアップします。
相変わらずのヤ戦病院状態です。
一人目は近藤投手です。パワーピッチャーでいいように使われた挙句、故障しました。
過去楽天で怪我もありほとんど投げていないところで、便利屋的に酷使された挙句の故障です。
これははっきり人災です。
二人目は金久保投手です。今年やっとローテーションに入りかけたところで、打球を胸に受けた
ことが原因かファームに沈み込みました。ヤクルトの先発には珍しく防御率の良い投手でした。
三人目は濱田外野手です。オープン戦で打ちまくってこれで山田・村上と和製大砲トリオ結成なんて
ぬか喜びでした。どこを故障したのかイースタンの試合にも出てきません。
四人目は松本友です。育成から支配下登録になり、今年は貴重な左の代打・控えとしてなかなかセンスのある
打撃振りでした。どこでも守れる貴重なユーティリティプレーヤーとして、荒木の衰えが顕著なところを
カバーできるかと思っていただけに残念です。
2番目は、相変わらずの育成下手、です。
他球団のルーキーが生き生きと活躍しているのに、ヤクルトのドラ1木澤とドラ2山野は即戦力の触れ込みは
どこへやら、ファームに沈没しっぱなしです。
寺島は今年も輝けず。昨年大活躍の長谷川も今年はどうしたんでしょう。
あとは高津監督の采配に若干の危惧がありますが、高津監督を助ける特に打撃部門のコーチ陣に不安があります。
しかし文句ばかり言っていても仕方ありません。
前半戦はよくできました。ということで十分にリフレッシュして後半戦に備えましょう。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています