上沢のマイナー契約
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
日ハムの上沢投手がポスティングシステムを通じてMLBに挑戦していたわけですが、オリックスの山本由伸投手やDeNAの今永投手のようにすんなり大型契約ゲットとはならず、ポスティング期限ぎりぎりまでもつれ込み、最終的にタンパベイ レイズとマイナー契約を結ぶということで決着しました。しかし単なるマイナー契約ではなくメジャー昇格時には年俸が250万ドルに跳ね上がるというスプリット契約で、更に出来高も入れれば350万ドルになりうるという、大谷や山本の契約に比べればかなり小粒な契約で、日本にいてもこれに近い契約をマイナー契約スタートではなく得られたのではとも思えます。
さてそこでいくつか疑問がわきます。上沢サイドの話ではメジャースタートのオファーもいくつかあったがあえてそれらを蹴ってレイズとマイナー契約を選んだ、ということです。これによって上沢投手は非常に低い年俸でスタートし、メジャーに昇格できなければそのままで、且つ上沢のポスティングで一儲け企んでいた日ハムにも移籍料が雀の涙、という残念な結果です。
それでも上沢があえてレイズを選択したのはレイズの育成力と今期レイズの主力投手が移籍や故障で総崩れの中、先発投手陣に食い込むチャンスが大きい、ということです。プラスレイズはメジャーでもかなり低予算のレベルに入る球団ですが、5年連続プレーオフ進出を果たしてきている、球団運営のうまいチームとも言えます。
上沢投手は昨季日ハムでリーグ最多の170イニングを投げ(24先発)2完封で9勝9敗、2.96でした。プロ入り9年で70勝62敗、1Hという成績を残していますが、山本由伸や今永と比べればメジャーの上沢に対する評価はかなり低いわけで、その中で何とか自分が食い込む余地を探した結果がレイズとのマイナー契約(スプリット契約)だったのでしょう。
近年のメジャー挑戦失敗組では筒香内野手(まだ最終結果は出ていませんが)、秋山外野手、在原投手くらいでしょうか。藤浪投手もいろいろと苦労しているようです。
という程度ですから最近ではNPBからMLBへの挑戦は失敗例が減って大谷の活躍を見れば成功組が増えている、とも言えるかと。
かといって上沢投手がすんなりメジャー昇格できる保証もなく、また同じマイナーからの激しい出世競争もあるわけです。
上沢投手のレイズでの健闘を祈ります。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています
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