中村悠平は凄い?
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
中村悠平選手がヤクルトの一軍に戻ったからヤクルトは強くなったという話があります。
チームスポーツである野球において1選手がいるいないでそれほどチーム力が変わるものでしょうか。
確かに例えばノムさんは打者としても超一流(三冠王を取ったくらいです)プラス捕手としても超一流で、
洞察力の確かさは解説者時代の「ノムラスコープ」の読みの確かさからも、一流の捕手であったことが分かります。
さて中村捕手は昨年は大いにヤクルトの扇の要として弱体と言われたヤクルト投手陣をけん引する一方、粘り強い
打撃で打つ方でもヤクルトの日本一に貢献しました。
今年は故障で出遅れ、5月3日からの実戦スタートでした。
ビフォー・アフターで見てみましょう。
3月4月(中村不在時)ヤクルトは15勝12敗。勝ち越してます。悪くありません。(貯金3)
5月の交流戦前までは11勝5敗1分け 素晴らしい成績です。(貯金6)
交流戦は14勝4敗です。(貯金10)
ということで中村選手が帰ってから、ヤクルトはすさまじい勢いで勝っていることがわかります。
驚くような連勝はありませんが、着実にカード勝ち越しを続けています。(現在9カード連続勝ち越し中)
打者(野手)としての中村は28試合(5月3日以来ヤクルトは33試合消化)で0本塁打、5打点、.306
すなわち復帰してからも5試合は休養しているわけです。(ベンチにはいたはずですが)
昨年も123試合で2本塁打、36打点、.279 でした。
打率はまあまあですが、長打力に乏しく、特に今年は村上の後の5番や6番に座ることが多い割には
打点もそれほど上がっていません。
他の捕手では内山壮が33試合で1本塁打、10打点、.230
松本直樹は8試合で2本塁打、5打点、.222(2本塁打は光っていますが)
古賀が21試合で0本塁打、1打点、.125 のとほほです。(古賀は登録抹消されました)
内山壮は打率は低いのですがチャンスに強いバッティングで打点を上げています。
これを見ると打撃面だけを取ると中村と内山壮はそれほど違わないような気もします。
しかし中村のバント技術は大したものです。バント下手が多いヤクルトの中では光っています。
しかし打撃面で中村が戻ってきてそれほど凄い貢献をしているとは思えません。
確かに5月3日までの主戦捕手だった古賀と比べるとその打力の違いは歴然ですが。
中村復帰後メイン中村、サブ内山壮(古賀は1試合のみ)先発マスクです。
その勝敗は中村マスク16勝6敗
内山壮+古賀先発マスク9勝3敗1分け
当然その時の先発投手の出来不出来に勝敗は大きく左右されるので、捕手の能力を一概に
判断すべきではありませんが、中村捕手だからの快進撃とも言えなさそうです。
中村復帰までのヤクルト先発マスクは古賀15試合、松本直樹6試合、内山壮6試合でした。
半分以上の試合で古賀がマスクを被っています。
やはり打撃面で大きいのは4月まで半分以上にマスクを被った古賀の打率が.125で
5月からほとんどマスクを被る中村の打率が3割超えということです。
8番に置くしかない古賀と6番を任せられる中村では、下位打線の打順のラインナップが大きく変わります。
そして捕手としてリードの技術です。古賀・松本直樹が登録抹消され、内山壮が残ったということは、
捕手としての技術は中村が図抜けており、将来のヤクルトの構成で打てる捕手として内山壮を
育てて行こう、という高津監督の構想の表れでしょうか。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています
立派な分析よく読みました。
韓国プロ野球界では、「良い捕手がいてこそ優勝する」という言葉があります。
毎年優勝候補だったサムスンライオンズが20年間韓国シリーズで優勝できなかったが、陳甲龍(チン·ガプヨン)という良い捕手を得て2002年に初優勝し、2年連続優勝しました。中村選手もヤクルトの暮らしを充実させていく素晴らしい捕手だと思います。
交流戦優勝おめでとうございます。やはり最強ヤクルトスワローズです。
高津臣吾監督も契約延長が決まったなんて、さらにお祝いですね。高須監督は韓国のヒーローズで選手として活躍したこともあり、とてもおなじみの指導者です。ヤクルトスワローズの健勝をお祈りします。
MONTE CRISTO様
コメントありがとうございます。
そうですね、高津監督は韓国でもプレーしていましたね。
高津投手はヤクルトから大リーグ・韓国・台湾・日本の独立リーグでもプレーするという
ある意味ギネス的な経歴を持ち、指導者としても昨年日本一にヤクルトを導き、今年も絶好調です。
昔の野村監督の時の黄金時代を再現しそうな勢いです。
ヤクルトけんちゃん