今年は何が悪かったのだろう
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
今年ヤクルトはセリーグ連覇から一転して最後まで中日とセリーグ最下位を争う低迷ぶりでした。
このブログでもまたマスコミでも様々にヤクルトの敗因について分析しています。
今日は総括ということで本当に何が悪かったの、ということを素人なりに検証をしてみます。
チーム成績を2022年(優勝)と2023年(5位)で比較します。(上段が2022年、下段が2023年です)
打率 2022年 .250(セ3位)
2023年 .239(セ5位)
本塁打 174本(セ1位)
123本(セ2位)
打点 606打点(セ1位)
509打点(セ3位)
防御率 3.54(セ4位)
3.66(セ6位)
セーブ 42S(セ3位)
33S(セ5位)
被本塁打 141本(セ6位)
143本(セ6位)
2022年は優勝し2023年は5位ですから様々な数字が今年は悪くなるのは当然です。しかし全般的に見ると投手の方はもともとよくなかったのが少し悪くなった程度ですが、打撃の方の落ち込みは大きいように見えます。打率の方は1試合に1安打弱減った程度ですが、打点は大きく落ち込んで1試合に1打点弱減っています。トータルで見るとあまり強力でなかった投手陣を22年は打撃でカバーしていた。
23年はその投手力が更に少し悪くなったのを打撃が大きく落ち込んで勝てる試合も多く落とした、ということになるのでしょうか。
それでは個々の選手のプラスマイナスを見てみましょう。
少ない例ですが23年が22年より上がった選手です。
サンタナ 22年 60試合、.275、15本塁打、35打点
23年 136試合、.300、18本塁打、66打点
小川 22年 25登板、8勝8敗、2.82
23年、23登板、10勝8敗、3.38
小澤 22年 10登板、2勝1敗、4.11
23年 29登板、6勝4敗、2H、3.02
田口 22年 45登板、1勝1敗、2S、18H、1.25
23年 50登板、3勝5敗、33S、6H、1.86
星 22年 7登板、0勝1敗、4.38
23年 42登板、2勝2敗、20H、3.38
山本 22年 5登板、7.94
23年 42登板、2勝0敗、9H、2.55
更に23年の新戦力として
ピーターズ 18登板、6勝5敗、3.22
吉村 12登板、4勝2敗、4.33 がいました。
それでは今年悪くなった選手を挙げます。
村上 22年 141試合、.318、56本塁打、134打点
23年 140試合、.256、31本塁打、84打点
山田 22年 130試合、.243、23本塁打、65打点
23年 105試合、.231、14本塁打、40打点
中村 22年 86試合、.263、5本塁打、28打点
23年 106試合、.226、4本塁打、33打点
塩見 22年 130試合 .276、16本塁打、54打点、24盗塁
23年 51試合、.301、8本塁打、31打点、1盗塁
長岡 22年 139試合、.241、9本塁打、48打点
23年 135試合、.227、3本塁打、35打点
高橋 22年 17登板、8勝2敗、2.63
23年 20登板、4勝9敗、4.60
石川 22年 16登板、6勝4敗、4.50
23年 13登板、2勝5敗、3.98
木澤 22年 55登板 9勝3敗、8H、2.94
23年 56登板、2勝3敗、20H、2.72
清水 22年 50登板、5勝4敗、28H、1.16
23年 56登板、1勝8敗、38H、2.98
石山 22年 38登板、2勝0敗、16H、1.75
23年 50登板、3勝6敗、24H、4.40
梅野 22年 41登板、4勝3敗、16H、3.00
23年 5登板、3.38
更に22年のマクガフは55登板、2勝2敗、38S 、4H、2.35が23年には無くなったということです。
こうしてみると打者で23年に上がったのはサンタナくらいで、後は軒並み下げています。特に村上・山田・塩見のマイナスが大きく、この辺りが今年の最大の敗因かと思われます。23年にはチーム打点が約100打点減っていますが村上が50打点減、山田が25打点減、塩見が23打点減ということでこの3選手の不振というか落ち込みがメインの理由となりそうです。
投手陣では先発陣よりも中継ぎ陣のマイナスが大きく、木沢・清水・石山のマイナスが、先発が打たれて更に中継ぎが試合を壊す、というパターンを再々見ました。
もともとヤクルトは打撃がメインの球団です。
来季に向けて投手陣、特に中継ぎ陣の強化は必要ですが、劇的に改善するとは思えず、ポイントは村上を軸とする打撃陣が来年はどこまで復活できるかにかかっていると思います。
上記数字は各選手個人のWikipedia及びYahooスポーツの成績等を参考にさせていただいています